住宅事業1本で経営していると、
不安にかられる経営者もいるでしょう。
自社がやっている事業そのもの、
それから自社のメイン商品やサービスが
全く通用しなくなる未来があるかもしれません。
実際、金融機関や旅行代理店などは
今後、非常に厳しい時代となりますし、
小売り業も相当レベルを高めなくては、
ネット通販に簡単に負けてしまうのです。
だから、今の本業以外に柱となる事業を立ち上げたい。
その気持ちは十分に理解できます。
ただ、私自身がいろんなクライアント様と
長いお付き合いをさせていただく中で感じるのは、
新規事業立ち上げにおいて重要なポイントは、
・自社の本業が好調であること
・自社の本業を任せられる幹部が育っていること
・もしくは新規事業を立ち上げあれる能力・意欲がある
スタッフを雇用すること
だと思っています。
新規事業を立ち上げるには、
当然ながら資金と時間を費やさなくてはなりません。
それなのに、本業が赤字、もしくは苦戦しているとしたら、
新規事業の前にまずは本業を順調にしてから、
という順序が正しいはずです。
また事業を立ち上げる、ということは、
サラリーマン体質の方には非常に難しいです。
そんなに甘いものではありません。
何が何でもこの事業を立ち上げる!という強い意志を持ち、
圧倒的行動力を有する人でなければ、難しい。
だから経営者自身が新規事業立ち上げに没頭するか、
もしくは寝食を忘れて仕事に没頭できるような方を
採用できなければ、立ち上げは難しいのです。
それらをクリアしているのであれば、
新規事業立ち上げに取り組んで良いのでは、
と個人的に思っています。