鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4794回】 結局は人と人の関係である

2024年02月14日 | 住宅コンサルタントとして

業績がイマイチの会社の経営陣だったり、

受注不振の営業マンに共通するのは、

自分たちの業績不振の原因を

景気や政治のせいにしたり、

自社のスタッフの能力の低さだったり、

自社の商品力や価格力の低さだと思っていることです。

 

まあ、こういう思考をしてしまう時点で、

かなりのビジネスセンスの無さを露呈しているのですが・・・。

 

更には勉強不足を自ら証明してしまっているのですが・・・。

 

結論から言えば、需要に対し、供給が多すぎて、

お客様からすれば、選択肢が多すぎてしまっているのが今の日本。

 

住宅はもちろん、保険も車も家具もエステも

全ての業種で同じことが当てはまるのです。

 

そんな中で、必ず勝ち組と負け組が生まれています。

 

更には同じ住宅、同じ車、同じ保険を扱っていても、

圧倒的に売れている営業マンと

お客様支持率が非常に低い営業マンに分かれますよね?

 

商品力、価格力に問題があるのであれば、

全員が売れていないはずです。

 

でも実際は、同じ商品を同じ価格で売っているのに、

営業マン、販売スタッフによって圧倒的な差が出るのです。

 

すなわち、商品や価格の問題ではない、ということです。

 

では、なぜ個人によって圧倒的な差が出るのか?

 

答えはシンプルで、「人間力で差が出る」だけの話です。

 

売れていない営業マン、売れていない販売スタッフは、

お客様に好かれていないし、

お客様に選ばれてもいないし、

過去、販売したお客様に満足してもらえていないし、

だから紹介もいただけない、というだけの話です。

 

これだけ市場が成熟化している日本。

 

住宅にしても保険にしても車にしても、

商品の品質にそんなに大きな差など無いのです。

 

そんな中で圧倒的に売れている営業マン、販売スタッフは、

ただただ人間性が素晴らしく、

接するだけで相手に気分良くなっていただけるのです。

 

そしてお客様や関わっている方から好かれ、

みんなから応援していただけているのです。

 

結局、成熟化した市場で重要なのは、

人と人との関係なのです。

 

売れていない奴は、

売れていない原因を自分以外のせいにするのはやめて、

自分の人間性に問題がある、と捉えて

自分の姿勢や考え方、生き方を変えていった方が良いでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする