鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4844回】 お客様に合った提案ができるか?

2024年04月04日 | 住宅コンサルタントとして
現代もこの先も、
商品では差がつかなくなっていくので、
接客力・おもてなし力で、
そして最終的には人間力で
ライバルに差をつけなくてはならない時代となっています。

私はもう10年以上前から、

「おもてなし力で差をつけましょう!」
                                                                                                  
ということを言い続けてきています。

そしてクライアント様に、
一流のお店で一流の接客を受け、学びましょう、
ということをご提案させていただいております。

自分がされて嬉しいことを
お客様にして差し上げることで
自分に感性が似たお客様の満足度が上がるからです。

こうして少しずつ、価値観が合うお客様を増やしていき、
良いコミュニティをつくることで商売がやり易くなるのです。

ということで、一流の接客おもてなしを
顧客の立場で体験しましょう、ということを
クライアント様のスタッフさんにおススメしている訳ですが、
先日、とあるクライアント様で非常に感度が高い、
20代の優秀なスタッフさんから質問をいただきました。

「県内でここの接客を受けておいた方が良い、
とおススメできるお店を教えていただけませんか?」

という、そのスタッフさんの質問に対し、
私、即答できなかったのです。

クライアント様のある県内で、という言葉に思考が支配され、
柔軟におススメのお店の記憶を辿れなかった、というのが一つ。

あともう一点は、接客おもてなしが素晴らしいお店、と聞いて、
自分の頭の中に出てくるのが、高級店ばかりだったからです。

で、最終的に私がおススメしたのが、
県内の高級フレンチのお店だったのですね。

20代の方が気軽に行けるお店では無い訳です。

私、猛烈に反省しました。

と同時に、自分の引き出しの少なさであったり、
自分の言語理解能力や発想力の低さを痛感しました。

勉強好きで、成長意欲のある若い方が、
素晴らしい質問をして下さっているのに、
その方がすぐに行動に移せるお店を思い浮かべなかった自分は、
全くの発想力不足だし、引き出しが少ない、と・・・。

次回、お会いした際に、最適な提案ができるよう、
ちょっと自分自身の行動を変えていきます。

未来ある若い方が成長しようとされているのを
本気で応援し、少しでもお役に立てるような提案を
どんな時でもできるよう、自分を鍛えていきたいと思います。

自分の未熟さを教えていただけた出来事でした。
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