若手ビジネスパーソンで、
なかなか成果が出ない方に共通するのは、
降伏できていない、ということです。
まだ何の実績も出していないし、
能力も人間力も低いのに、
なぜか上司や先輩の言うことをすなおに聞けないし、
受け入れられない。
自分の現状は、レベル1のスライム以下である、
ということを理解できていない。
船井幸雄さんの「すなお」という言葉は、
自分の解釈や先入観を一切入れずに
あるがままに一旦受け入れること、という意味ですが、
この「すなお」に
「自分なんて全然レベルが低い」
「素晴らしい方たちからたくさん学ばせていただかないと」
という謙虚さを足したものを「降伏」と、個人的に定義しています。
伸びていない人は、降伏できていないのです。
なので若くて伸び悩んでいる方には、
「降伏してますか?」
と質問するようにしたいと思います。
さて、私の降伏はどこから始まったのか?
それは2005年、コンサルに転職活動する中で、
もう自分のレベルの低さを痛感した時にさかのぼります。
面接に2回も落ち、それでも受かるまで受け続けてやる、
と意地でもコンサルタントになる、と決め、
何とかお情けで入社を認めていただいた自分は、
もう最低のレベルである、と理解して、
とにかくどん欲に学ばせていただく、
真似させていただく覚悟で入社させていただきました。
あの時、私は完全に降伏していました。
だから教えていただいたことをすなおに吸収し、
師匠の仕事やお客様に対する姿勢を真似させていただき、
今につながっているような気がします。
皆さんは、降伏することができていますか?