鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4845回】 今、成功しているやり方も、いずれ通用しなくなる

2024年04月05日 | 住宅コンサルタントとして
来場されるお客様のほぼ全員が絶賛し、
「このまま建てたい!」と言って下さるモデルハウスを持つと、
住宅会社の業績は間違いなく上がります。

お客様の評価が高いので、
自社のモデルハウスがイケてると思い、
しつらえを変えたりリノベをせずに月日が経過する。

すると徐々に来場数が減ってきているものの、
来場されたお客様が言って下さる
お褒めの言葉を鵜呑みにする。

そして気づけば来場数がかなり減っており、
この集客数だとちょっとやっていけない現実を理解する。

こうなっては、
業績をもとに戻すのにかなりの労力を必要とします。

どんなに素敵なモデルハウスでも、
どんなに成功している集客手法でも、
どれだけうまくいっている営業手法でも、
それが永遠に上手くいくことはありません。

その理湯は、皆さんなら当然理解されていると思いますが
顧客が価値を感じることも、
市場そのものも、
ライバルのレベルも常に変わっていくからです。

市場の変化に合わせ、
自社の商品やマーケティング、営業手法を
つねに変えていく必要がある訳ですが、
現状、うまくいっていると、変わろうとはなかなか思えないのです。

この変わらない決断が、次の不調の原因となったりするのです。

今、自分たちの商品やマーケティング、営業手法が
市場のお客様に合い、結果が出てるとしても、
それは長くは続かないと思った方が良いでしょう。

そしてうまくいっている時ですら危機感を持ち、
次々と柔軟に変化できる会社が、勝ち続けるのです。

うまくいっているときこそ、
危機感を持って変化に適応していきたいものです。


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