鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4643回】 1年半先の決算対策を今から行うことができるのが住宅会社

2023年09月16日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社の経営を徹底的に見える化していくと

当期ではなく来期の決算予測も簡単にできるようになります。

 

来期の着工予定が今、どれくらい埋まっているのかを見れば、

焦らなくてはいけないのか、順調なのかは一目瞭然。

 

個人的には今期の決算対策を今期にやっていては、

住宅会社のリズムとしては完全に遅く、

来期の決算対策を当期の中盤を迎える前から

やっておく必要があります。

 

前期、前々期と比較して、受注が順調でないのは何故か?

集客数が伸びていないのは何故か?

成約率が下がっているのは何故か?

 

更に5年~10年先の市場を予測し

今から手を打たなくてはならないことは何か?

 

などなど、分析をしながら、仮説を立て、

新たに手を打ったり、改善すべきことをまとめ、

やるべきことをやっていくしかないのです。

 

今期は過去最高レベルの利益を出せる会社でありながら、

来期の決算予測を既に行い、

1年半先の決算対策のために今から猛烈に焦る。

 

更に5年後10年後の人口減少や高齢化により、

市場がますますシュリンクしていく中、

どういう手を打つのか、ということも併せて、

今期の決算に浮かれることなく、

今から危機感持って経営する。

 

これが健全な経営だなぁ、と思うのです。

 

今の業績が良いから、と浮かれていては、

すぐに足元をすくわれてしまう。

 

特に人口が元々少なく、

更に高齢化が高いエリアに関しては、

5年~10年先の手を今から打たないと

本当に大変になってくるのです。

 

ただ住宅会社の場合、

業績の予測がかなり先まで可能なので、

将来を見据えて次の一手が打ちやすいのです。

 

健全経営をやっていきましょう!


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