住宅会社の経営を徹底的に見える化していくと
当期ではなく来期の決算予測も簡単にできるようになります。
来期の着工予定が今、どれくらい埋まっているのかを見れば、
焦らなくてはいけないのか、順調なのかは一目瞭然。
個人的には今期の決算対策を今期にやっていては、
住宅会社のリズムとしては完全に遅く、
来期の決算対策を当期の中盤を迎える前から
やっておく必要があります。
前期、前々期と比較して、受注が順調でないのは何故か?
集客数が伸びていないのは何故か?
成約率が下がっているのは何故か?
更に5年~10年先の市場を予測し
今から手を打たなくてはならないことは何か?
などなど、分析をしながら、仮説を立て、
新たに手を打ったり、改善すべきことをまとめ、
やるべきことをやっていくしかないのです。
今期は過去最高レベルの利益を出せる会社でありながら、
来期の決算予測を既に行い、
1年半先の決算対策のために今から猛烈に焦る。
更に5年後10年後の人口減少や高齢化により、
市場がますますシュリンクしていく中、
どういう手を打つのか、ということも併せて、
今期の決算に浮かれることなく、
今から危機感持って経営する。
これが健全な経営だなぁ、と思うのです。
今の業績が良いから、と浮かれていては、
すぐに足元をすくわれてしまう。
特に人口が元々少なく、
更に高齢化が高いエリアに関しては、
5年~10年先の手を今から打たないと
本当に大変になってくるのです。
ただ住宅会社の場合、
業績の予測がかなり先まで可能なので、
将来を見据えて次の一手が打ちやすいのです。
健全経営をやっていきましょう!