鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第495回】 手応え

2012年05月09日 | 住宅コンサルタントとして
クライアントのコンサルティングをしている中で、手応えを感じることがあります。

「あっ、この会社、これから業績が上がるな!」

と直感で感じたクライアントは、100%業績が上がります。

それはどういう時に感じるのかと言うと、私自身が繰り返しお伝えしてきたことが、
クライアントの社長やスタッフにスーッと入っていくような手応えを感じた時なのです。

価値観が合う。
お伝えしていることの言葉の上っ面な部分だけでなく、本質を理解していただける。
お伝えしていることを現場でお客様に対し、実践出来る地力がそのクライアントにある。

こうした感覚を覚えた時は、100%業績は上がります。

お付き合いが始まった時、大半のクライアントでは
それまでに住宅事業で、それなりの実績を出されておられます。

ですので、いきなり私のような若造がいろんなことをお伝えさせていただいても、
すんなりとそれを経営者や現場のスタッフが受け入れていただけるケースは少ないのです。

特に現場のトップ営業マンでこれまでに実績を出されてきた方の場合、
ご自身のやり方に自信を持たれていますので、最初はかなり受け入れてもらえないことも多いです。

ただ、こちらとしては、態度に出して下さる方は、全然やりやすいです。
何度もコミュニケーションを重ね、お互いに理解を重ねていき、
「なぜこういうことに取り組まなければならないのか」と言う理由を理解していただくことが出来れば、
そこから先はスムーズに進むのです。

タチが悪いのは、こちらがお伝えしていることを受け入れているように見えて、
実はその本質を受け入れてもらえないケースです。
この場合は、もうどうしようもありません。

それまでなかなかお伝えしてきたことが、スーッと入っていく感覚が無い中で、
ある時、クライアントのスタッフの方々にスーッと入っていく感覚を感じる日があるのです。

この瞬間がたまらなく好きです。
手応えを感じた瞬間、これまでの努力がやっと形になりつつある、と実感できるのです。

この手応えがあるからこそ、この仕事が好きなんだと思います。

手応えを感じられる日まで、コツコツと本質的に正しいこと、商売の王道をお伝えしていきたいと思います。
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