鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第494回】 お世話になったお客様の奥様に会えましたっ!

2012年05月08日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、最終便で北海道から無事に帰ってきました。

社会人1年目から9年間、過ごした北海道。
北海道で過ごした9年があったからこそ、今の自分がある。
社会人としてのベースをつくってくれた北海道を忘れることは出来ません。

そもそも、大阪生まれで大学も京都だった私がなぜ北海道に配属になったのかというと、
入社前のトステムからの簡単なアンケートで、

「配属希望地はどこですか?」

という質問があり、第一志望近畿エリア、第二希望に北海道エリアと書いた、
ただそれだけの理由です。
私があの時のアンケートで、北海道と書いたのは、

「まさか自分が北海道に配属にならないだろう・・・」

という勝手な憶測と、

「冬にはスキーを思いっきりやりたいなぁ」

と漠然と思った、ただそれだけなのです。

でも、北海道に配属になって、心から良かったと思っています。

そして昨日は、私が担当させていただいていたお客様の中で、
最もお世話になったお客様、阿部さんのご自宅におじゃましてきました。

阿部さんの奥様は、今から2年前に癌が発覚し、
それ以降、連絡が取りにくくなっていたのです。

阿部さんは、そもそも気を遣われるのが嫌いな方で、
2年前、私がプライベートで北海道に行った際、阿部さんに連絡を取って
遊びに行こうとした際、奥様が癌であることを知りました。

ただ、奥様が病で大変なのにも関わらず、私たち家族と食事に行こうと誘って下さったのですが、
私としてはそんなお誘いをお受けしている場合ではない、とお誘いをご遠慮し、
それ以降、年賀状を送っても返信が無かったので、内心ずっと心配していたのです。

昨日、阿部さんのご自宅におじゃまし、玄関のベルを押したのですが、
聞き慣れた奥様の声がインターホン越しに聞こえました。

その瞬間、胸につっかえていたものが取れたような感覚に・・・。
ホント、安心しましたし、嬉しかった。。。

奥様に万が一のことがあっても、気を遣われるのが嫌いな阿部さんは、
絶対に知らせないだろうと思っていましたので、
最悪の事態も想定していたのですが、奥様は見事、元気になられていました。

阿部さん自身には、トステムの営業マン時代に、言葉では言い表せないくらい、
本当に本当にお世話になりました。
ものすごく可愛がってもらいました。
また、ご自身のお客様を任せてくれて、そのお客様に好き勝手営業をさせて下さいました。

更に阿部さん一家には、プライベートでも表現できないくらい、お世話になりました。

ウチの子どもは当時、まだ小さかったのですが、子ども2人を預かってもらったり、
みんなでキャンプに行ったりと、旭川に身内が居ない私たち家族と
親戚のように付き合って下さったのです。

その阿部さんファミリーも、娘さんは2人とも東京に行き、
今では夫婦2人で暮らしている、とのこと。

でも、阿部さんの家に居ると、8年前の記憶がよみがえってきます。
ウチの子どもは当時、5歳と4歳で2人とも男。
阿部さんのお子さんは当時、中学3年生と小学校5年生で、2人とも女の子。

一緒に遊んだり、一緒にお風呂に入ったりして、
兄弟のように遊んでもらってました。

本当にお世話になった、阿部さんの奥様が見事、病気を克服されて、
本当に嬉しかったですし、会うことが出来てホッとしました。

今回のGWのオフでは、当時働いていた事務所を訪れたり、
いつも運転していた道を走ったりすることが、一つの目的でした。

そして最大の目的は、お世話になったお客様にお会いすることでした。

お会いして、心から感じたのは、「自分は何て人様に恵まれていたんだろう」ということです。

こうした素晴らしい方々とのご縁があったからこそ、今の自分がある、ということ。
この環境に心から感謝し、今の環境に感謝し、
自分に出来ることをコツコツとやっていこうと改めて思いました。

そして十二分に充電できました。
今は、仕事がしたくてしたくて、気持ちが抑えられないくらいです。

今日から全力で、仕事させていただきます。
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