鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1743回】 口頭での指示をやめ、文書での通達を徹底する

2015年10月09日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界を見ていると、企業になりきれていない会社が圧倒的に多いなぁ、と感じます。

なぜそう感じるのかと言うと、
会社の方針伝達、上司からスタッフさんへの指示がほとんど口頭のみ、
という会社が圧倒的に多いからです。

口で言われたことって、耳から入れる情報ですから、よほど頭が良い人しか記憶できないのですね。

私自身も口頭でのみ言われたことを記憶するのは、あまり得意ではありません。
家内の話の大半を記憶できていないくらいですから・・・(笑)。


たまたま自分が最初に就職をさせていただいた会社が、
とにかくコピー用紙を使いまくるくらい、文章での資料や通達が多かったです。

というか、スタッフが何万人もいましたから、口頭でコミュニケーションを取るだけでは、
組織が回っていかないのですね。

なので、何でも紙で通達が回ってくる会社でした。

その量がハンパ無いので、全部が全部、頭に入る訳では無いのですが、
見たらハンコをつかなくてはならず、それが自分がみた証拠となり、
後でルールを忘れて仕事をしていると「お前、ちゃんとあの通達見ただろ!」と言われるので、
会社の指示通達には従わなくてはならない、という気持ちになるのですね。

いろんなクライアント様を拝見していますと、
文書で指示通達を出されている会社がやはり組織が大きくなっていて、
口頭で指示が出される会社は、やはりどこか甘い部分があるような気がするのです。

もちろん、紙ベースだけでも脆弱で、
紙での通達+実際に顔を見てのコミュニケーションが最も強いです。

強い組織、スタッフの人数が増えても業務が回るような組織にするためにも、
文書による指示通達を徹底していきたいですね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第1742回】 改善案を... | トップ | 【第1744回】 比較しな... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事