鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5033回】 売れないのは、「(自社の)商品がイマイチだから」と思っている営業マンは存在価値なし

2024年10月10日 | 住宅コンサルタントとして
弊社のクライアント様のスタッフさんの中には、
この厳しい時代、あり得ないくらい売りまくっている営業マンが
結構な数、おられます。

そういう営業さんは、なぜ売れまくっているのか?

売れまくっている営業マンは、
商品を売っていません。

彼らは圧倒的に自分と会社を売っています。

お客様が求めることの本質を理解し、
自社が提供できる商品やサービスを組み立て、
お客様のご要望を実現させる訳ですが、
その部分だけでお客様に選んでいただいている訳では無いのです。

その営業マンが、お客様である自分たちに対する向き合い方。
仕事に対して誠実であるか?
それから周囲の人に対して感謝の気持ちを持って接しているか?

一流のお客様ほどこういう部分を見ていて、

「この人なら信用できる」

とお客様は判断し、家づくりをお願いするのです。

そして売れている営業マン自身も、

「自分を家づくりのパートナーに選んだ方が絶対にいい!」

という気持ちでお客様の前に出ているのです。

お客様は、営業マンというフィルターを通して
商品や会社を見る訳で、
結局営業マン自身がどういう人間で、
どういう価値観を持っているかが重要なのです。


こういうことを売れていない営業マンは、全く理解できていない。

売るのは商品ばかり。
商品の説明、しかも上っ面の説明しかできないのですね。

そしてぶっちゃけ、商品なんてほとんどの会社が良くなり、
あまり差がつかなくなってきているのですが、
そんなことを理解できないのです。

失注したり、商談中のお客様と連絡が取れなくなった際、
本気で「競合先より自社の商品が劣っているから」と
思い込んでいたりするのですね。

売れないのは、商品のせいではありません。

自分自身の低い人間性や不誠実さ、
一所懸命さの欠如のせいなのです。、

自分自身に原因がある、とベクトルを自分に向けなければ、
現状は何も改善しないのです。

売れない理由を商品のせいにしている営業マンって、
存在価値なしだなぁ、と個人的に思っています。

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