鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3609回】 広告くさい情報発信は、嫌われる

2020年11月16日 | 住宅コンサルタントとして

ここ最近、広告くさい情報を嫌うエンドユーザーが、

非常に増えてきたなぁ、と感じます。

 

SNSがこれだけ発達し、

誰もがいろんな情報を発信できるようになりました。

 

例えば、非常にセンスある人が、ある地域のカフェに行って

スイーツや料理の写真をUPしたとしたら、

そこには何の意図もなく、純粋に美味しかった、

という本人の純粋な感想が詰まっているのです。

 

一方、フリペの広告として、

それからどこからライターさんが書いた記事として、

そのカフェの情報を見ると、

どうしてもその裏側の意図を感じてしまいますよね?

 

ということで、

どちらの方がユーザーの心に刺さるかと言えば、

当然ながら、前者な訳です。

 

すなわち、広告の効果は

今後もますます下がると思った方が良いのです。

 

情報の価値は、

 

「広告<PR<信頼できる方のクチコミ」

 

という構図になってくるでしょう。

 

私、個人のインスタ(というか、個人でしかやっていない)は、

ほとんど更新しておりませんが、

数年前までは割と更新しておりました。

 

その際、私が北海道に行った旅の写真や動画をUPすると、

なぜか数週間後、北海道に行っているフォロワーさんもおられたり、

お気に入りのお店の写真をUPしたら、

同じように数週間後、そのお店に行かれている方もいたりと、

広告よりも素人の意図なき発信の方が、

影響力がある時代になった、ということです。

 

そして最近、お店側でよくやっている、

 

「クチコミを投稿していただいた方に次回、500円引き」

 

というような特典をつけたクチコミは、

これまた、意図っぽい情報だとすぐに分かるので、

こうしたことも効果が無くなっていくでしょう。

 

自然発生的に、自店の情報を発信して下さる方が増えるには、

どんなことに取り組めば良いか、分かりますか?

 

こうしたことが、

この先のマーケティングで最も重要なポイントになると

個人的に思っております。


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