鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3610回】 戦う土俵を間違えない

2020年11月17日 | 住宅コンサルタントとして

市場内には、必ずライバルが存在します。

 

ライバルと自社を比較してみると、

ライバルに圧倒的に差をつけられているところと、

ライバルに対してこちらの方が勝っている部分が、

これはどんな企業にも存在するのです。

 

そして経営者やマーケティング担当者が

やらなくてはならないことは、

自社が得意とするスポーツを市場内に創り出すこと。

 

ライバル会社が、かなり馬力のあるパワー型の場合、

戦う土俵をウエイトリフティングにすると、負けますよね?

 

そういう場合、短距離走とか反復横跳びとかの、

俊敏性が問われる土俵を市場内に作り、

そこでライバルと戦うように持っていく感じでしょうか?

 

こうした基本、セオリーを忘れ、

ライバルが得意な協議で戦っても、

正直成果は出にくいと思います。

 

昨今よくあるのが、ライバル会社がデザインを強化してきて、

非常にカッコイイ家を多数建て、

その写真を全面に押し出したマーケティングを仕掛けてくる、

といったケース。

 

ここで我が社も負けてはならない、と

 

「デザインセンスに自信あり」

 

的なマーケティングをやってしまうと、

正直二番煎じ感が物凄く出て、

結果、支持されなくなってしまうのです。

 

自社の強み、弱みをしっかりと理解して、

ライバル会社に対して有利に戦える土俵をつくることが、

経営者やマーケティング担当者の仕事です。

 

小難しい○○○○○○〇の法則とか、どうでも良いのです。


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