鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第490回】 お客様目線の初歩の初歩

2012年05月04日 | 住宅コンサルタントとして
おそらく4月末のことですが、
外でネットに接続するのに必要な通信用アダプターを紛失してしまいました(涙)。

そこで、昨日NTTドコモに行って、紛失したことを伝え、新たにアダプターを購入したいという旨を
スタッフの方にお伝えしました。

私自身、仕事で使うもの以外の機械に関しては、全く興味が無く、機械オンチの部類の人間です。
詳しいことは分からないので、USB接続型の通信用アダプター(そもそも、こういう言い方でいいのか
どうかも分かりませんが、皆さんは分かっていただけますよね?)で、
通信スピードが速いものを求めていることだけはお話しました。

こうした通信用アダプターを紛失した場合、そもそも対応の仕方が2パターンあるようです。

1つは、紛失したアダプターを解約し、新たに新規で申し込むパターン。
もう1つは、紛失したアダプター契約を解約し、機種変更するパターン。

それはすんなり分かったのですが、「それぞれいくらするのですか?」との私の問いに、
スタッフもマニュアルを調べるだけ調べた挙句、分からなかったのか、
どこかに電話で問い合わせをしていました。

そして、新規申し込みにしても、機種変更するにしても、
その手続きにいくらの金額がかかるのか、
更には新しいアダプターには月々いくらのコストがかかるのか、という
顧客側が知りたい情報が、窓口の人たちでも分からないくらいややこしいのです。

月の固定金額がいくらで、そこからなんとかという割引がいくらかあって、
更に今キャンペーン中なので、2年間この金額になります、ということを
窓口のスタッフの方に断片的に言われました。

全くもって、意味不明なのです。

窓口の方の勉強不足かも知れませんが、これはNTTドコモの料金設定に問題があります。

というか、携帯電話の通信料とか基本料金とかは、本当に分かりにくいです。
いや、分かりにくくしている、と言った方がいいでしょう。

住宅会社でも、最終金額が一体いくらになるのかということを分かりにくくしている会社もありますが、
携帯電話の会社も全く同じですね。

「これ、改善せんとアカンわ~」
と本気で思いました。

お客様が受けたいサービス、欲しいモノが、一体全部でいくらかかるのか?
これを分かりやすくして差し上げるのが、お客様目線の初歩の初歩だと理解出来ました。

料金体系を複雑にし、小手先の手法でお得感を感じさせる。
場合によっては、お客様にタダであるかのように感じさせる携帯会社の価格設定のやり方には、
「売らんがな」の姿勢しか感じません。

住宅会社も同じだと思いました。

皆さんの会社では、お客様に価格を分かりにくく提示していないでしょうか?
お客様が分かりやすい価格提示を心がけたいですし、
そもそも初回接客の際、資金計画を万全に実施したいものですね。
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