鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3298回】 お客様の目線・都合を最優先しているか?

2020年01月10日 | 住宅コンサルタントとして

私が尊敬している一倉定先生の言葉に、

こういう一文があります。

 

「会社の真の支配者は、お客様である」

 

また、私が社会に出て最初に勤めさせていただいた会社では、

毎朝、経営理念の実践を唱和するのですが、

その中の一文に次のような言葉があります。

 

「私たちはお客様の目でものを見て、考えて行動します」

 

お客様に支持されなくては、会社は簡単に潰れます。

 

お客様の目線で、自社の商品やサービス、

自社の店舗のデザインや立地、ディスプレイ等を見て、

買いたいと思うのであれば、商売は成功するでしょう。

 

逆に言えば、経営がうまくいっていないのは、

お客様の目線を無視し、自分たちの都合で経営している、

ということなのです。

 

お客様が見もしない媒体で情報を発信している。

お客様が気軽に来れない環境の中でモデルハウスを公開している。

お客様が理解できない情報、価値を感じない情報を発信している。

お客様が満足できないレベルの商品やサービスを提供している。

お客様が喜ばれない対応をしている、などなど。

 

業績が悪い会社は、大抵、お客様の目線で自社を見ていなくて、

自分たちの都合を優先して決定、実行しているのです。

 

自分がお客様の立場であれば、

どういう家を欲しいと思うのか?

 

自分がお客様の立場であれば、

どういう媒体で情報を収集しようと思うのか?

 

自分がお客様の立場であれば、

どういう形で説明していただくと理解しやすいか?

 

という、自分がお客様の立場であれば、という目線で

自社を分析してみることがまず第一にすべきことで、

その次のステージとして、実際に自社のメインターゲットとなる、

顧客の目線で自社をいろいろと見て、

改善すべきことを改善していくことが重要です。

 

これを高いレベルで実践していくためには、

お客様として自分自身の感性を高めていかなくてはなりません。

 

皆さんの会社は、お客様の目線で

自社を改善し続けることができているでしょうか?


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