コンサルタントの世界に入って私が矛盾に感じたことは、
本来、クライアント様の商売を繁盛するように導いていく、
コンサルタントの大半が仕事に困っている、ということでした。
仕事に困っているコンサルタントの原因の大半は、
企業からコンサルティングの依頼をいただいても、
契約満了期日の手前で解約されてしまっていたり、
契約満了後に継続の依頼をされていなかったのです。
更に既存のクライアント様からの満足度も低く、
紹介をいただくこともなければ、
むしろクレームをもらっていることが多かったのですね。
そして常に新しいお客様との出会いを求め、
内容の薄いセミナーを企画し、
その案内を大量のダイレクトメールを使って届ける、
ということをやっていました。
自ら繁盛していないコンサルタントに依頼したい企業は
この世に一社も存在しない、と思った私が決めたことは、
たった一つ。
「自らがお手本を示せるコンサルタントになる」
(=自分自身が繁盛していなければ説得力に欠ける)
ということ。
常に多くのオファーをいただいており、
年間のスケジュールがパンパンで、
売れまくっているコンサルにこそ依頼したい、
と自分が経営者だったら思うよな、と考え、
そんなコンサルになる、とまず決めました。
そのために何に取り組まなくてはならないか?
自分なりに考え、決めたことは、
「商売繁盛の本質を徹底的に学ぶ」
ということ。
そして学んだことを徹底して実践し、
改善を繰り返していく、ということしかできなかったのです。
本質的なことを学んでいく中で行きついたのが、
「商売繁盛の本質は、リピートである」
「リピーターが多いお店には、ファンがたくさんいる」
「ファンをつくっていくためには、継続した情報発信と
自らが提供する商品やサービスが、常に進化している」
ということでした。
そしてこれに気づいて始めたのが、
このブログであった訳です。
そして自ら提供する商品・サービスを磨くために
業種問わずファンがたくさんいる企業・お店を調査し、
そこから法則化したことを自らも取り入れ、
かつクライアント様にもご提案していく、ということでした。
クライアント様からよく言われるのが、
「なぜそんなに忙しいのに、
あちこち行く時間を取れるんですか?」
ということですが、
これは時間が空いたからあちこち行っている訳ではなく、
半年~1年前からそこに行く時間をつくっているので、
あちこちに行けているのです。
そして住宅業界で仕事をしている、
未来ある若いビジネスパーソンにお伝えしたいのは、
お客様を幸せにしたいのであれば、
まずは自らも幸せな家庭を築き、
お手本を示せるようになりましょう、ということ。
お手本を示せることで、説得力が増すのです。