鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4011回】 コストダウンのコツ

2021年12月23日 | 住宅コンサルタントとして

私、1996年から2005年まで、

建築資材のメーカーの営業マンをやっていました。

 

日々の仕事の中で、ビルダーの仕入れ担当者、

それからサッシ屋さんや建材屋さんの仕入れ担当者と、

とにかく価格交渉を数えきれないくらい、やっていました。

 

どういう人だと、買ってほしいと売り手側は思うのか?

どういう交渉をされると、思わず頑張りたくなるのか?

 

逆に言うと、どういう会社や人だと

価格交渉に応じたくないのか?

 

そのあたりのポイントは、分かっているつもりなので、

ちょっとまとめたいと思います。

 

まず、買って欲しくないお客様、

価格交渉に応じたくないお客様はどんなタイプかを

まとめると下記のようになります。

 

・会社や担当者がいい加減で、売った後、こちらが振り回される

・仕入れ担当者が人間的にずるかったり、ネチネチしている

・売り手側の気持ちを一切、汲んでくれない

・駆け引きが強い

 

まあ、人として常識が無かったり、嫌な人・会社には、

買っていただかなくとも別にいいと思ってしまうものです。

 

 

また、買っては欲しいけれど、

限界まで安く値付けをしないタイプのお客様は、下記のようになります。

 

・人として常識があり、魅力がある

・請求書のチェックをしていないと思われるお客様

・大雑把で、いい加減なお客様

・ライバルがいない(仕入れ先が1社)お客様

 

 

そして、最も利益が取れない(すなわち、こちらが安く売ってしまう)

タイプのお客様は、

 

・人として常識があり、魅力がある

・いろんなメーカーや業者さんが、この会社に買ってもらいたいと思っている

(一業種、複数業者から仕入れしていて、ライバルが多い)

・「価格、そんなに無理しなくていいですよ」というスタンス

・現場の段取りが良く、非常にスマート

 

となります。

 

ビジネスは人と人との関係性の中で生まれますから、

やはり好かれること、そして段取りが良いこと。

更にいろんな業者さんから人気がある会社が、

安く商品を購入できるのです。

 

皆さんの会社は、売り手側、職人さんから人気があるでしょうか?


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