鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5017回】 どの領域でライバルに勝つのか?

2024年09月24日 | 住宅コンサルタントとして
ライバル会社で何で勝つか?

価格力?
商品力?
デザイン力?
性能?
提案力?
保証?
総合力?

どの領域でライバルに勝つのかを決めることは、
実は非常に重要だと思っています。

個人的に商品力でライバルに勝とうと思っても、
必ずライバルに真似をされると思っています。

厳密にプロの目で見れば、
自社とライバルの差は明確にあるのですが、
素人のお客様はそこまで本質を理解できない。

例えるなら、鰹の出汁を取るのに、
荒節と本枯節を使った場合、
プロの料理人さんは違いが分かるでしょうが、
素人だと両方美味しく感じ、違いが分からない、
ということと同じです。

ですから、商品面での差別化をしたとしても、
それは基本、追い付かれると思っておいた方が良いのです。
(性能・デザイン・仕様などで差をつけ続けるのは難しい)

では何で差をつけるのが良いのか?

弊社の基本方針は、

「圧倒的な人間力で差別化する」

です。

この人間力で差をつけることに取り組むことが、
ライバルに気づかれることなく、
確実に差をつけることにつながると思っています。

では人間力で差をつけるとはどういうことか?

それは、お客様に対する気遣いやおもてなし、
それから情熱や誠実さでライバルを圧倒する、ということ。

お客様の幸せや満足が、
自身のやりがいや楽しさにつながる感性を身につける、
ということ。

この人間力を身につけることができれば、
ライバルより商品力が多少、劣っていたとしても、
お客様に選んでいただけることが増えますし、
何よりこうした人間力を身につけている人は
とにかくお客様に喜んでいただくためなら頑張れるので、
とにかくビジネスパーソンとして成長していくのです。

なので長期戦で考えれば、必ずライバルに勝てるようになる。

もちろん、商品力を磨くことも
マーケティング力を高めることも大切です。

でもそれよりも、人間力を高めることを
弊社は推奨させていただいるのは、
こうした考えからなのです。
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