Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

チーム力!

2014年06月09日 23時30分02秒 | 日記

ちーむか!ではありません。

先週の夕練で「チーム力」について県教委が以前出したリーフレットをもとに話し合いました。60分間検討した結果は「難しい…」でした。その要因として、子どもの実態把握のスタンスの違い、指導方法・アプローチの選択の違い、評価の観点の違い、教育観の違い等等から(特に知的障害は評価基準が明確でないため個々の教員に委ねられていることから、かなりファジー)、現実問題としてDoing(行為)ではなくBeing(存在・人格)の論点でぶつかってしまう傾向が多々あり、教員間の人間関係をこじらせかねないため、突っ込んだ議論は避け、うやむや・なあなあな関係を維持せざるを得ない実情があるということ。建設的にDoingの論点で話し合いを進められれば良いのにと個人的には思いますが…(人間関係って本当に難しいものですね)。「言わないとわからない人には、言ってもわからない」「平行線をたどるだけ」等々、組織が大きければ大きいほどいろいろな考えを持つ方々が多岐にわたるため、チーム力を問うことは難しくなるということがわかったということがわかったという結論でした。

でも、チーム埼玉はそんなこと度外視して繋がれる、リレーションシップを育むことができる稀有な会だと実感しています。100匹目のサルの話、覚えていますか?

学校を超え、県を超え、同じ志を抱く若者(?、いや中堅、ベテランも含む)の先生方が集い、講師の先生方の話から吸収できることを吸収し、それぞれの実践を語り合い、自分の実践を省察する機会となる学習会。大きな意味でのチーム力だと感じています。先ずは個々人の専門性を高める努力をすること。専門性の向上に執念をもっているからこそ、他の先生方に触発されるのだと思います。それこそがチーム力の原動力だと。それがない中でチーム力を語ろうとしても難しくなるだけだと・・・。

Beingに対しては信頼関係を保ちつつ、その上でDoingについて真剣勝負できる関係こそ「子どもたちのために」力を注ぐことのできる足し算ではなく掛け算となるチーム力だと思います。「井の中の蛙、太河を知らず」にならないためにも多くの先生方と交流を深め、多くの知らないことを知り、学び続けていきたいものです。

畠山