昨年8月に出されてから、時折、夕練で取り上げて読み合わせをしています。
時代はまわり、どんどん移り変わっていっています。過去の学習指導要領を読み返すと、その指導内容例などで、ポケベルやテレフォンカードの使用等を見ると、「10年ひと昔」という言葉のすごさを実感します(さらに携帯電話からスマートフォンへ)。
過去の(昭和26年の学習指導要領から現在までの)生活単元学習で求められていた「生活」に必要な知識・技能・態度と、現在、求められているそれらの違いは確実にあります。
だからこそ、知的障害のある児童生徒の教育目標及び内容を考える上で、現在の社会情勢の動向を踏まえ、求められる「生きる力」とは何かを把握し、最優先課題として日々の授業に取り入れていくことが私たち教員に求めらているのだと思います(決して前年踏襲を重んじるのではなく・・・)。
1年間の限られた授業時間数の中で、今を生きる子どもたちへ何を伝え、どのような力を身につけてほしいのか、日々の教育実践が子どもたちの「生きる力(キャリア発達)」として、具体的にどのような形で実現しているのか、その検証こそが、知的障害教育における学習評価のポイントではないかと考えています。
畠山