Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

教師の専門性って、なんだろう?

2016年04月06日 22時00分44秒 | 日記

 専門性とは何か。教科学習や特別支援教育に関する広く深い知識があること?その指導技術に長けていること?目の前にいる子どもの気持ちを読み取り、その意を汲んで関われること?保護者を支え(自分も支えられ)ともに協力し合えること?必要があれば関係機関とつながり、子どもを中心に据えた連携の輪を構築できること?子どもの実態を正確にとらえ、適切な課題設定ができること?子どもたちがドキドキワクワクしながら学び浸れる授業づくりができること?子どもたちの将来を見据えて今必要なことを考え、指導計画を立案し、実行できること?などなど・・・。まだまだ他にも考えられるかと思います。どれも大事なことで、どれが一番とか、順序付けられるものでもなく、一言で言いきれるものではないのかもしれません。

 筑波大学名誉教授の前川久男先生は「教師の専門性とは覚悟だと思う」と教えてくださいました。「覚悟」。子どもたちの成長しようとするエネルギー。もっとやりたい、もっとわかりたい、もっとできるようになりたい、というエネルギー。そのエネルギーを感じて、教師として子どもたちの成長を願い、惜しむことなく全力で応えようと努力し続ける覚悟。その覚悟があるからこそできることが、先に挙げた一つ一つなのかもしれません。

 今の自分にはまだまだできていないことばかりです。前川先生は「人は成長し続けるもの」とも教えてくださいました。子どもたちと出会い、子どもたちと共に同じ時代を生き、子どもたちから学び、保護者から学び、同僚の先生方から学びながら、教師としての専門性を高めていけるよう成長し続けたいと思っています。

 明日始業式。新たな出会いを目前にして、そんなことを思っています。

 (畠山)


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