突然ですが・・・
みなさんは、「100匹目のサル」の話をご存知でしょうか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある山に、たくさんのサルが暮らしていました。
サルたちがエサを食べるときは、採ったエサをそのまま食べるのが当たり前。
そんな普通のサルたちが暮らしていました。
あるとき、1匹の変わったサルが、エサを洗って食べはじめました。
仲間たちはというと、そんなサルには全く興味がなく、気にも止めなかったり、笑ったり、からかったり・・・。
それでも、変わり者のサルだけがエサを洗って食べ続けました。
1匹だけ、たった1匹だけ・・・。
そして時は流れ・・・
いつしかほかのサル達の中にも、変わったサルの真似をして、1匹、また1匹、と、
エサを洗って食べるものが少しずつ増えてきました。
1匹、また1匹・・・。
そして・・・
100匹目のサルが、エサを洗って食べるようになると・・・
まるで常識のように、周りの誰もがエサを洗って食べるようになりました。
さっきまで見向きもしなかったサルたちが、
さっきまで隣で笑っていたサルたちが、
まるであたりまえのように・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
”100匹”というのは例えではありますが、「誰も相手にしなかった行動」が、「ある一定数の流行」から「世間の常識」へと急激に変化する、ということを語った、有名な『100匹目のサル』の話でした。
私たちの現場では、幅広い知識と経験があふれている故に、「自分は正しい」と思って実践していることが、あたかも簡単に否定されてしまったりすることがあります。
本学習会のアンケート等からも、「やりたいことができない」「方針が違う人から苦言を言われた」等の悩みも多く聞かれます。
特に、昨今の自閉症教育などは、障害児教育の長い歴史で見ると、ここ数年提唱されてきた新しいものも多いので、簡単に受け入れられない現状も見られます。
しかし、その中でも、確実に前に進んでいる人、前に進んでいる学校はあります。
まだ諸々が浸透していないところでは、「私だけ…」と孤軍奮闘しながら悩んだり、やりたいことをひとまずとどめて周りに合わせている方もいるかもしれません。
しかし、もしかしたら、そんなあなた自信や、周りの誰かが、すでに「99匹目のサル」なのかもしれません。
あと1匹で・・・あと少しで・・・。
自分が正しいと思うこと、子どもたちにとって必要だと思うことは、とことんやっていきましょう!
その実践が、「少数」ではなく、「主流」「常識」「あたりまえ」となることを信じて、一緒に頑張っていきたいですね!
(宮前)
チーム埼玉は、100匹のサルかもしれない。
まだまだ、がんばらない、ぬるま湯につかった、緊張感のない、文化が主流???(ちょっと過激すぎかなぁ)
でも、確実に子どもは答えを出してくれます。
でも、そこに甘んじることなく、執念を持って日々の実践を積み重ねていきたいと考えています。
そのためにも自ら欲する研修の機会を作っていきましょう。
私たち教員は子どもたちと親御さんたち、その他支援者との連携のもとに、大きな責任を背負っているのですから。
教師としての責任を果たすためにも、専門性の向上を目指して、努力していきましょう!!
(畠山)
つい最近、私は、どちら側のサルなのかわからなくなるエピソードがありました。
小学5年の男の子の行動にまつわる話なのですが、私の考えをそのままぶつけても、ただ、沈下するだけ。二匹目のおサルさんは、どうしたら出没してくれるのか、また、Team埼玉みなさんの活力を頂いて、考えていきたいと思います。
また、学習会楽しみにしております。
しかし、これまでにはそうでなかった時期もあり、自分が推し進める実践への批判がこっそり聞こえてきたり、辛かったこともたくさんありました。
そんな時期、これだけは頑張ろうと思ったのは、「自分の信じることは、何を言われても黙々とやっていこう」ということでした。
そして、それを支えてくれたのが、後にこの学習会を一緒に運営することになる仲間たちでした。
知識豊かな畠山さんをはじめ、びっくりするほど研修熱心な若手たちと飲んだり話したりするうちに、凹んでいた自分がどんなに勇気づけられたことか・・・!
この学習会が、みなさんにとっても「元気になれる場」となれることを期待しています。
今週末、楽しみにしています。