長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

芸者はよばれてこそ・・

2008-07-02 07:32:22 | Weblog
今日は「かっぽれ」だ。
メニューの「レスカ」と、「かっぽれ」は、よく「それなんですか?」
と聞かれる。どちらも、消えいくもの?
かっぽれは、幇間(ほうかん)、つまり簡単にいえば男芸者のゲイ(
ますます、怪しげな表現になる・・)
昔お座敷遊びが盛んだったころ、芸者を待つお客さまを退屈させないように、
男芸者が、つつもたせよろしく、襖芸をしたりかっぽれというユニークな踊り
をして、間をもたせた。
京都のお座敷は、雅(みやび)をよろし、とするため、にぎやかなかっぽれ
なんかは流行らなかったが、江戸には300人むらいはいたらしい。

不況と物価高で、人人の暮らしが、ものすごいスピードで生きずまっている。
仕事のある人は、忙しすぎて、会社にひきこもり、仕事のない人は、自分
の部屋にひきこもる。
でも、やっぱり人間は「呼ばれるうち(人の役にたつ)が花」だと思う。