長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

墓参り

2010-04-29 08:32:23 | Weblog
友だちの墓参りにいってきた。
京都時代の後輩が、ぼくが骨のガンに
かかった同じ年に、彼が骨のガンになった。
たまたま、知り合いのコネで、いい病院に
入ることができたので、その後輩も
同じ病院に入院することができた。
ぼくは、骨盤の骨を削って、患部の
右腕に移植して、なんとか生き残った。
彼は、足の甲が患部だったけど、膝の下に移転
したので、足を切断し、その後は、肺や全身に
ガンがまわって、昭和57年4月、23歳で天国に旅立った。
お葬式の時、長野が桜が満開だったがすごく寂しかったのを
今でも覚えている。57年の秋に
京都から東京に拠点を移したので、彼の命日の前後に、車で
墓参りにいくのが恒例になった。そしてぼくも高齢になった。

昨日は、諏訪湖にあるイタリアンで昼食。ぜったいにそれ系のお店
にはいけないけど、その店には、10年くらい通っている。
自家製のパン、とくにクルミパンが、普通に美味い。その普通さ、
がとてもよくて、10年になる。はじめて、ナビを使っていったけど、
お店の名前も、もちろん電話番号も知らないので、いつものように、
迷いながら、「縁があったら、たどりつく」と念じながら、いった。
その後、伊那に向かって、車を走らせた。界隈は今、御柱祭りの最中で
あちこちに、「祝御柱祭り」の看板が目立った。

伊那にある彼の墓には、白いデミカップが置いてある。
そこに、珈琲を入れる、のが、ならわしになった。
朝焙煎をして、「ほぼぶらじる」をポットに入れて、もっていった。
高原のさわやかな風の中で、カッコーやうぐいすのさえずりを聞きながら
飲むコーヒーの美味さは、何ものにもかえられない。
山桜がまだ残っていて、まわりが新緑がみごとに芽吹いていて、その光景が
あざやかか錦絵みたいだった。
「あちら」にいった人とは、自分も「あちら」にいかないと、
「こちら」では話ができないと思っていたけど、こんな風にすると、
お互いに話ができることを、いつの日にか教えてもらった。

こないだブログに書いたけど、今日は赤松林太郎くんのプロデュースした
コンサートがある。ぼくは、前々から約束していたN響のコンサートを
予約しているので、そちらにいくけど、時間がある人は、スカイツリー
もいいけど、そちらにいってはいかが?

明日は「三丁目のジャズ」
KAZUKO BABAさんのピアノと、ニューヨークで活躍中のギタリスト
井上智さんのコラボ。
19時から開場。キャンセルがでて、あとひとりの席あり。
お店は16時で閉店。
ゴールデンウィークは、やっています。
今日は木曜日は、定休日。