長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

アル中がいっぱい

2007-11-16 06:37:47 | Weblog
昨日は神田の和泉屋さんという酒屋がやっているお店で飲んだ。
ここの酒やは「アル中」で有名。

アルコール中毒ではなく、「アルコール中学」。つまりお酒を勉強
する講座があり、人気を博している。「アル高」「アル大」という
上級者コースもあり、友達もここで大学までいったのがいる。
修学旅行と称して、ヨーロッパのワイナリーめぐりなんかもやるらしい。

来年4月開講の「アル中」がもう定員が満席、と玄関に張り紙してあった。

ここにはときどき、「四季桜」を買いにくる。
「シキザクラ」ではなく「シキサクラ」・・・お酒はにごらないように、
濁点は読まない縁起。

昨日は山形の「上喜元」の特別純米をひと肌にして飲んだ。
このお酒は、天真庵にもいつもおいている。
人肌で飲むと、秋の夜が楽しいひとときになる。
でもあまりにも美味いので、飲みすぎには注意。

さとちき

2007-11-15 09:29:25 | Weblog
昨日は無門塾だった。
福島の泉崎村の小林村長がこられて、田舎の話をされた。
天真庵と福島の「縁」は深い。

無門塾は、「大道無門」からとった名前。
大道には、門なんていらない。どんな身分であっても、貧富や民族、男女
に関係なく、学びたい気持ちがあれば、いつでもどうぞ・・・
みたいな禅の言葉からきた。

おとつい、さわやかな青年が、玄関ではなく、玄関の横の「従業員専用入り口?」
からやってきた。これも大道無門か?
ニコをぶらさげて。みんな二個ぶらさげているキンタマではない。二胡。

彼の名は「さとちき」。
押上出身のミュージシャン。全国を行脚しながら、曲をつくり、
ストリートファイトよろしく、毎日全力で生きている。
CDが売らないときは、大地を布団にする、みたいな生活。

昨日も無門塾にきて、おじさんたちの中で一曲演奏してもらった。
長屋に涼やかな風が吹いた。政治とか経済を超えたところで、芸術家
たちがいつも風を吹かせ、そこから時代がかわっていく。






ほぼブラジル

2007-11-13 06:58:13 | Weblog
うちのオリジナルブレンドは「ほぼブラジル」。

往年のプロレスラーに「ボボ・ブラジル」というのがいた。力道山の
時代なので、その雄姿が浮かぶ人は、それなりに年輪をかさねた人だ。

昨日、昔青学のラグビー部員だった人が遊びにこられた。
還暦を過ぎた彼の青春時代、ラグビーの「サインプレー」に
「ボボブラジル」があったらしい。もちろん、ヘッドパッドではない。
ラインから、ボールを投げいれる時、ショートかロングかで、サイン
をだしているらしい。

もちろん、今は使われていないらしい。
最近だと「カメダ」なんていうのかしらん?

酉の市

2007-11-12 06:39:14 | Weblog
昨日は酉の市の日だった。
二十数年前に、創業したのは、秋葉原だった。
千代田区外神田・・

そのころ、毎年酉の市にいった。そして、毎年
「昨年よりも大きい熊手を買う」とい縁起をかついで、
だんだん手にもてないくらいの熊手を買っていた時期があった。
だんだんその大きな熊手を会社に飾るのが、違和感ができて、
そんな慣習が途絶えてしまった。
やっぱり「神」にかかわるものは、自然なほうがいい。

と、いうわけで、昨日はお店がおわったら、ぬまぬまと酉の市に
いこう、という予定を変更して、トンカツを食べにいった。

14日は「無門塾」。

一年前

2007-11-11 06:55:43 | Weblog
2階の、今は事務所になっている部分の、一年前の写真。

1階部分は、仕切りがあっったり、表が自動販売機で覆われて
いたので撮影できなかったけど、2階は、こんな具合だった。

今は秋なので、ここのスペースでは、「酒器」が並んでいる。
酒飲みは、中身ばかりに金をかけたがるが、器を買える(変える?)
と、中身が一段と美味くなるし、幸せな気分になる。


昨日は「数寄屋橋二郎?」にいってきた、という二人が飲みにこられた。
なんか一度いってみたくなる店の名前。
ぼくもそのうち、「文花栄吉」みたい名前をつけようかしらん・・


一年前

2007-11-10 06:59:43 | Weblog
なんだか、最近この界隈もマンションがたったり、
いろいろ変化がはじまっている。

その街に住んでいても、解体された場所をみると「?あれここ前なんだっけ」
と思うことあるけど、まして一年前のここ・・なんてなかなかわかりにくい。

天真庵をここにしよう、と思ったころのここ。
自動販売機6台にガードされながら25年ものあいだ空き家になっていた。

不思議なえにしによって、この建物が変身していく。
せっかくなので、今日日の京都の町家みたいな、どこにでも
あるものを売っている店ではなく、ここにしかないもの・・・
を徹底していきたい、と思う今日このごろ。

先日できあがった久保さんの黄瀬戸・・・がこの空間にピッタリで
また一段と酒が美味くなった!

文人の書

2007-11-09 07:06:12 | Weblog
巣山さんの片口の向こうにある書は、南條先生のもの。
寒山拾得の絵を描くのをライフワークにしておられるけど、
字も味わいがある。いわゆる「文人の書」。

最近休みの日に、よく銀座の骨董やにお邪魔する。
昔オムロンマイコンセンター?があった場所の近くにある。
古色蒼然とした建物の階段を2階に上がると、張り紙がある。
「2時間以上滞在しないでください」と書いてある。

時計をみると、13時。
いつものように、お店の主人が、煎茶を入れてくれて、昨日は「京都」
の話になった。1週間前に上洛した話をたんたんと話される。
主人は、「書」や絵画はもちろん、庭、なんかに造詣が深い。
昨日はとりわけ「庭」の話になった。

「煎茶のお稽古があるのでそろそろおいとまいたします」といって時計を
見たら、15時15分。
いつものことだけど、ここの主人と話をしていると、2時間では足りない。

一年前

2007-11-08 08:05:08 | Weblog
天真庵をつくろう、と思って、一年前の秋に、最初に2階に
あがった時の写真。
とにかく、窓がかわいらしく、なんとか「上海の租界時代のカフェ」
みたいなんができれば・・・と思っていた。

あっという間に一年が過ぎる。けど、何か目的があって、ガーッと
やっていくと、けっこうおもしろいこともできるものだ、とあらためて
実感する。

昨日は慶應の先生たちが遊びにきた。近くの中学生たちと、来週から
いろいろな実験をやるらしい。
早稲田の先生たちも、近くでおもしろいことやっているけど、慶應も
おもろい先生がいるんやね。ついつい仕事のこと忘れて、話こんでしまった。

太田垣蓮月

2007-11-07 09:14:29 | Weblog
という歌人が京都にいた。
煎茶と陶芸も得意で、今でも骨董市なんかでは、
贋作を含めて大変人気がある。

富岡鉄斎を育てた人でも有名。
この書も、野村美術館のとなりの、碧雲荘の能舞台のところに
飾ってあるものだが、山岡鉄舟だったかも?知れない。

人間が「鉄」を発明したり、鉄砲を発明してから、貨幣経済に移行したり、戦争
が大規模になったり、貧富の差が拡大してきた。けど、最初は貴重なもんやったんだろうね。

今日は「タイムドメイン」。
秋には、いい音楽が似合う。
20日は、いよいよマリオネットのコンサート。