長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

2007-11-06 06:32:48 | Weblog
昨日、忘れていた友達が遊びにきた。
少し大きな会社の社長をやっている。
昨年、病気をして死線をさまよった、らしい。

社長として、大成するには、昔からいわれているけど、
「大病をする」「牢獄にいれられる」「・・・」
の三つがある。

でも「大成」する意味が変わってきているかも・・
とくに会社を大きく・・・という意義は、大きく変わってきたかも。

「自分らしくいきる」「好きな仕事で食べる」「人のお役にたてる」
・・そんな平凡なことを、「ひとつごと」みたいに、やっていける人
のほうが、幸せかも知れない。

最近読んだ本の中に「忘」というのがでていた。

お茶や、能の世界で、いわれてきた言葉。
何度も同じ手前をしたり、所作をしていくなかで、
何もかも「忘れる」くらいに没頭すると、「ほんもの」
に見つかる、みたいな意味?

寝食を忘れるくらい、おもしろいこと、を、みんなで、それぞれ、
探していく、そんな人たちが活躍する時代がきた。

こないだ見た碧雲荘の屋形船を、反対側から見た写真。

ALWAYS

2007-11-05 06:59:30 | Weblog
続編が、人気らしい。
昨日、お客さんが、グリコのおまけみたいな「キャンペーングッズ?」
を持ってきてくれた。中をあけると、懐かしいトラックがでてきた。

昨日は久しぶりに、SPICE CAFEで、カレーを食べた。あいかわらず、
すきがなく、バランスがいい。昨日は、「僕さん」のコンサートだった。
木で、古い時計や、船や、カメラなどをつくる作家で、まさに「ALWAYS」感覚がいっぱいで、見ているだけで、とても幸せな気分になる。

あの映画を見たあと、ここでカレーを食べながら、ふとこころによぎったものが、
「よし、この街にきてカフェをやろう」ときめ、今、それをやっている、のが
とても不思議な感じがする。街には「酉の市」のポスター。ちょうど、あれから
一年がたった。

碧雲荘

2007-11-04 06:28:59 | Weblog
京都の南禅寺の近くに野村美術館があり、その隣に
碧雲荘がある。非公開だけど、このあたりの別荘の
庭や、丸山公園の庭などをつくった、小川治兵衛が
琵琶湖の疎水を引いてつくったものだ。
昨年までは、野村で南條先生が個展をやっていたので、
毎年「大人の修学旅行」として、縁ある人たちと、
上洛していた。

東山を借景にして、人工的なもので見えるものは、永観堂だけ、だと
いう贅沢な空間。6000坪の敷地の中に、茶室や能舞台などが、8つ
くらい建てられている。
ここは、琵琶湖疎水をひいた池で、向こうの建物には、屋形船が
収まっている。その中には、茶室がある。
中秋の名月の日などに、池の真中まで、漕ぎ出し、月明かりの下で
茶会などをやっていたようだ。

「贅沢」なものだけど、今日日のなりあがりの人間には、できない
「粋」なものが、全体的に溢れていて、何度いっても、新しい発見
があった。

昨日はあいちゃんの家族が、田舎から「残り柿」を土産にもってきてくれた。
それを、久保さんの信楽の大壷に投げ入れたら、天真庵の中が、晩秋の風が
吹いた。

はぜこが色っぽくなった

2007-11-03 06:43:26 | Weblog
11月になってだいぶ秋らしくなった。
まだまだ朝顔が元気だったりするのは、気持ち悪いけど、
川べりにはすすきが気持ちよさそうに風にゆれていたり、
街並木も少し色づいてきた。

そして、うちの「はぜこ」も、少し色づいてきた。
これまでなんどか苔玉を育ててきたけど、やっぱり
「顔」があるので、今回が一番、気持ちが入っているかも・・

元気もまるまって寝ていることが多くなった。

昨日は博多から友達がきて、おおいに盛り上がった。
友の遠方より来るあり、またうれしからずや。

亀みたいな片口

2007-11-02 06:33:01 | Weblog
因幡晃の「わかってください」を、「懐かしい」という反応と、「何?」という反応のコントラストがとてもはっきりしていて、ジェネレーションギャップを感じた。

白い旅行かばんをわたす時・・そっとふれたあなたのやさしい手・・
泣いて着いていきたいけど・・・・・・ずっとこころに決めていたの別れと
いう日がくるのを・・・ こんな曲もあった。「わかれ」だったと思う。

巣山さんから片口が3つ届いた。ぼくは彼が日本一の塗師(ぬし)だと思っている。3つを重ねてみた。順番をどうかえても、水平にぴったりと重ねられる。
「親がめの背中に小亀をのせて、小亀の背中に孫亀のせて・・・」
とかいう歌を思い出した。
さて、この酒器で何を飲もうかな?

ますますお酒がおいしくなる季節。

日本人

2007-11-01 07:21:32 | Weblog
先週「染めん展」があった。
河野さんの着物は、古い伝統の中に新しい風を
吹かせてくれるような感じで斬新なものがいい。
彼はまた格闘技や競馬が好きで、この期間は、
二人で熱く語り合うことが楽しい。
今回は素敵な和服で上京された。

聖子はんも、染めをやりに上洛して3年になる。
おねえちゃんが、アメリカでガラス作家として活躍して
いる。

こうやって、和服をきた人がカウンターにとまって、
「まいはし」「まいぐいのみ」なんかを持参してくれて、
蕎麦とか酒を楽しめるような場にしたい、といつも思う。

「躾」とは、身を美しくする、書く。
着物を着ると、凛然とした気持ちになるし、
身を糺したくなる。
そして、ロハスもそやけど、続けることが肝心。
「躾」とは「し続ける」という言霊だ。