山里の暮らしは買い物難民のようなものです。
自分では難民なんてコレッポッチも思っていませんが、
世間的にはこんな表現がピンとくるのかも、と考えて使ってみました。
私の住む山里は
急な坂道をあるいてあがれば二十分くらいで行けるところに
小さな地元のスーパーがあるので、
まだ町場と言えるところです。
ですが買い物はやっぱり車で行きますよ。
でも毎日じゃないです。
牛乳とか、たまごとか、必要品があれば出かけます。
そんな時、たまにお菓子を買って帰ります。
おやつ用。
でもね買って来るとすぐに食べちゃうの。
なので突然の来訪者があってもお茶菓子がありませんの。とほほ
すぐに食べちゃうのでたくさん買わないようにしています。
有ればあるだけきりがない。。。。。。。
買うと食べちゃうので当然その後はおやつ無しです。
でもおやつに変わるものがなにか欲しい、
そんな欲望が消せません。
そこで、おやつの代わりになるものを用意しました。
それは甘酒です。
甘酒って本来夏の暑い盛りに飲むものだったらしいです。
それって江戸時代の話なんですけどね。
むしろその時代に冬に作るのって大変すぎでしょ。
甘酒は五十度とか六十度ほどの高温で発酵させた飲み物です。
電気もない時代に冬にこの設定では経費かかりすぎですよね。
夏なら炭火とかで補助して発酵環境を作りやすいはずです。
また、冷たい甘酒は喉越しが良く、
麹菌の程よい甘さに玄米ご飯のぶちぶちがアクセントとなってすばらしいおやつとなっています。
そこそこお腹も膨れるし、
発酵菌のパワーも入って強力です。
そこに最近新しい味が加わりました。
タマリンドです。
タマリンドってスーパーフードなんですよ。
もともとはアフリカが原産ですが東南アジアでは普通に調味料として使われています。
「熱帯アフリカ原産のマメ科の植物で、果実はスパイスとして利用されます。カレーやお菓子などに使われ、独特の香りと酸味、とろみを加えます。酸味には疲労回復効果や整腸作用の高い成分が含まれており、昔から民間薬として重宝されてきました。ほかにも、メタボリックシンドロームの予防や動脈硬化の予防にも優れた効果を期待できます。」
調べてみるともっともっとすごい事がいっぱい書かれていますが、
興味のある方はこちら
そのタマリンドのペーストをひとさじ加えた甘酒が
そりゃもう美味しくて、ほっぺが落ちちゃうんです。
タマリンド独特の爽やかな酸味が甘酒の糖を際立たせて
なんともトロピカルな飲み物へと変容しているのです。
バナナを入れて食べるのもいけてます。
下手な栄養ドリンクよりよほど効きまっせ。
甘酒作るのなんてお茶の子さいさい。
玄米を緩く炊いて六十度にさましたら市販の米麹を米と同量加えます。
よく混ぜてヨーグルトメーカーにセットすれば
それで出来上がり。
簡単で美味しい甘酒を常備して健康作りに役立てましょう。