毎週金曜日は整体に行く。
約一時間の整体は最初は腕、肩、背中、足、腰など全体を指圧してその後首、肩、腕に鍼をしてもらうようになった。
鍼をはじめて1ヶ月位で腕のだるさや痛みが和らぎあんなに頑固だった腱鞘炎に回復の兆しが見え始めた。
約1時間の間ひと時も休まず身体中を揉み解し身体の痛みを取ってもらう、週一回の楽しみだ。
ただ、鍼は痛みを少し感じるところがあり、ちょっとヒヤヒヤしながらだけど打った瞬間何処に効くのかが判るほど感じるときがあり今日は小指に向ってぴりぴりと信号が行き小指が少し楽になった気がする。
患部が枝のようにごわっとした感じだったのが柔らかく曲がる指になった。
私には鍼が効いているらしい。
早速他の用事も兼ねてShiozyさんにメールで知らせたら「実は鍼が怖い」との返事。
私も打っている所は見たくないが何しろ楽になるからちょっと痛みを感じる事があっても我慢できる。
男性はやはり痛みには弱いのだなあと可笑しくなった。
だって出産の痛みと比べると微々たるもの。女は強しだ。
整体が終わると帰って夕食の支度をする。
今日は水餃子と肉や野菜のオーブン焼。それに、四苦八苦して作った芋がら?(サツマイモの茎を乾燥したもの)の煮物。デザートは揚げかきもち。
6時ごろ娘達が賑やかにやって来た。
食いしん坊の子供達が台所に来て「今日のメニューは何?」と聞く。
お鍋の中を覗いたりオーブンを覗いたりして楽しそうにしている。
オーブン焼といっても先日沢山買っていた鳥の手羽元を酒蒸ししていたものと新じゃがを茹でて半分に切ったもの、更にさつまいもが2個転がっていたのを大きめに切って鶏肉と共にオリーブオイルとハーブソルト、コショウとエルブドブロバンスをたっぷり加えて混ぜたのをオーブンに入れて焼いただけ。
こんがりと焼けて皿に盛るとかなり沢山あってふうふう言いながら食べた。
我が家にとったら残り物の処理でありがたく、子供達にとってはママと違う味に珍しくて食欲が出るみたいだ。
デザートのかきもちは先日兄宅で貰ったものを薄く切って数日かけて乾燥させて油で揚げたもので青海苔や豆が入っていくらでも食べられる。
食事が終わったら娘が目で合図する。
袋の中を見るとタッパーにクッキーらしきものが入っている。
かきもちに目もくれずに子供達が口々にクッキーの名前を言う。
丸くて小さいのだがふんわりと優しい味で美味しい。
「あ!、今日は負けました」と、もう一つ食べた。
芦屋にいた頃、「本物の芦屋マダムに教わった自慢のクッキー」だそうで「ほんまの芦屋マダムは正統派のフランス料理を習いに行ってはった」んだそうである。
後日、レシピと作り方を習ったら私も早速「芦屋マダム風クッキー」を作って見たいものだ。
上手に出来たらブログで「広島マダムクッキー」としてレシピと作り方を大公開しなくては。
食後は6歳の男の子と将棋の名人戦。
しかし、初めての将棋にみんなで大爆笑。
見ていられないと、外野があーだこーだと言うが駒の役割も知らない私、あっという間に駒を取られてしまった。
少しづつルールがわかり、上手く動けるようになったが重要な駒を取られては守りきれず敗退。
本当は祖父母よりもパパが相手をするほうが良いに違いないが殆んどいないに等しい位仕事仕事の父親、ちょっぴり心配。
帰ってきたじいじに下の二人が抱きついて遊んでもらい満足気に帰って行った。
私には楽しみな金曜日、子供達が喜ぶ日々はあと少しだ。
上の子は今年から中学生。今日は塾に行きたいと相談していた。
4月からはご飯を食べに来る時間は取れないだろう。
先日のようにこれからはこちらが出向くことになるかも知れない。
いずれにしても、子供の成長と共にこの楽しみの時間は終わる。
その時の為に二人で楽しむことを用意しなくては。
ちょっぴり切ない3月です。