先日、お米を貰いに田舎に行った折(親戚の方が義父母の残してくれた田んぼでコメを作ってくださる。しかも、お金は要らないと)ちょっとだけ空気を入れようと行く途中で家に寄り、帰りに窓を閉めに寄った。
私は昨年から全く手付かずだった庭の山野草とハーブ類の少しの残りが雑草の中でどうなってるかが気にかかり畑を覗くと肥料も何もしていない雑草の中でルバーブが育っていたので早速切り、ついでに孫たちが大好きな紫蘇の実が大きくなっていたので夫が出てこないうちに根元からバッサリ切っていた。
その間、10分~20分。
案の定、すぐに機嫌が悪くなり私が持ち帰ろうとしていたルバーブの茎と紫蘇の木を捨てようとした。
「ちょっと待って、何も手入れしなかったルバーブがあの暑い夏を乗り越えてここまで大きくなって、紫蘇の実は孫たちが大好物だから天ぷらにしてあげようと切ってあるからそれだけは持ち帰らせて」
と言うと機嫌悪そうに車に積んだ。
玄関先に置いてもらって紫蘇の実は一つづつ手で摘み取り、その日のうちにさつまいもと天ぷらにして娘宅に届けて貰った。
ドアを開けたら下の孫が「わぁ~い、紫蘇のテンプラだ」と言って喜んだそうだ。
夫は、自分もパリパリと食べて「あの子らは天ぷらが好きだったん?」と言う。
「はい、毎年取りに帰れなくても野菜市で買って天ぷらにしているよ」と言うと納得した。
田舎暮らしの時もいつもしていたのに全く何も感じないのかな?
実が沢山取れた時には残りは塩漬けにしてお結びに混ぜている。
今では野菜市で何でも売っているが私が田舎で同居を始めた頃、最初の春を迎えた時、近所の散歩をし乍ら色んな青物野菜の花が咲き始め「おばちゃん、捨てるのならチョーだい」と貰ってきては食べていたら姑さんに「はしたないことをしたらいけん」と怒られた。
そんな事でひるむ私では無い。
知らんぷりして田んぼの脇のセリを親戚のおじさんに許可を取って摘んでいたら「全部積んで欲しい」と言われたが白和えにしたり田舎は山菜の宝庫だったのでその内姑も美味しさを判って自分でも残してくれるようになった。
私の実家は畑しか無かったが母が工夫をして美味しいものを沢山作ってくれたので私は結構思いだしては工夫をする。
ルバーブはもう10年以上ジャムを作っているが最初は軽井沢から送って貰っていた。
今は、生は販売しなくてジャムだけ売っているようだ。
暑い気候に弱く、広島の友人にも買って帰ったが苗は殆ど枯れてしまったようだ。
そこで、昨日夕方夕食の前にジャムを作ろうと取り掛かり、私は最後にいつも白ワインを入れるのだが夫が安い箱ワインを買っていたのでこぼすとやばいなとブレンダーでしっかりと繊維を砕いて電源を抜いて洗っていたら最近少しづつ力が弱くなっている左手が重いブレンダーが持ちきれなくて落としてしまった。良い方の足の上にそのまま落ちたので痛くてそこへくずおれてしまった。
悲鳴を聞いた夫に抱きかかえて貰って椅子に座りブレンダーの刃じゃなくて周りの部品で切ったことが判り、足を着くことが出来るので骨折は無いと思い、冷やすことにした。いつも怪我が絶えない我が家、冷やす薬が無くてサロンパスと上に熱さまシートを貼って寝た。
夜のトイレはそろりそろりと杖を突いて何とか眠れた。
朝、めくってみると青あざはできていたが傷口も血は止まりゆっくりだけど杖なしで歩けるようになった。
まだ体重はあまりかけずに今日は大きめのズックで買い物に行かなくては。
今朝、ヨーグルトに入れて食べたら美味しかった。
夫はなぜか手を付けなかった。
昨日の騒ぎにこりごりしたのかも。
丁度大きめのジャム瓶にひと瓶出来上がりました。
この調子だともう田舎には連れて行って貰えそうにありません。
山野草、貰い手は見つかったのですが寒くならないうちに鉢に植えてお嫁に出そうと思います。
まだ、この時期キレンゲショウマが咲いていました。