初ちゃんの「ボチボチ生きようぜ!」

毎日の生活で出会った事をボツボツ綴っていきます。

バイカオウレン

2014-03-28 | 写真

明日は雨の予想なので午前中に用事を済ませてバイカオウレンを写しに行った。

小さな花なので最初はピント合わせが難しくて思うように写せない。

とうとう座り込んだり寝転んだりしながら何枚かは写せたが最初の数十枚は私の勘違いで捨てるものが多かった。

それでもレンズを通して被写体を見るのは気持ちがいい。

昨年、偶然amazonで見つけたミラーレスカメラを買ったものの私にとっては意外に重くて持ち歩くのは疲れる。

いつも形から入る私も未だにケースも買っていない。

最近はカメラ女子が増えたので可愛い布製のケースを沢山売っている。

いつ買うか?今しかない・・・と思っているのだが。

この春はこれから桜・カタクリなど花も少しづつ大きくなり写すのが楽になるかも。

それにつれて画像編集加工が上手になることだろう。


北朝鮮拉致事件

2014-03-17 | 思うこと

横田夫妻がめぐみさんの娘さんだという親子に会った。

私は拉致事件の報道があるたび思い出す人がいる。

私が小学校6年生の頃、同級生に松本君と言う北朝鮮籍の子がいた。

彼は細く痩せていて川の傍に住んでいた。

勉強はできないけれど身体能力は高く走るのが得意だった。

その頃の差別は大っぴらで私も彼の家に出入りすることを禁じられていた。

だが、何にでも興味津々の私がそんなこと守れるはずもなく何度となく彼の家に遊びに行った。

他の子供たちは親の言うことを聞き誰も出入りする子を見た覚えがない。

私は彼と遊ぶ訳でもなく、おじいちゃんやおばあちゃんの服装や食べ物、風習が珍しくて毎日通い続けた。

地面にカーペットを引き、その上で立膝をしてキムチを食べる姿が強烈に目に焼き付いている。

そして、通い続けるうちにその家に使われている素材にも興味を持ち、きっと欲しい顔をしていたのだろう。

おばあちゃんが「この布が欲しいのかい?じゃああげるからもう家に来ないほうがいいよ。親に叱られるからね。」と私に優しく言った。

私が頭を横に振るのでおばあさんは困ったらしい。

私は喜び勇んで家に帰り仏壇がある床の隣のスペースいっぱいにカーテンとしてつるした。

母は驚いて何か叫んだようだが父は知らんぷり。

その異国の布はキラキラと輝き私はキムチの臭いのするあの部屋に行くことができなくなる悲しみを癒した。

私は気が済むまで眺め、大人たちがこの美しいものを何故嫌がるのかを考えた。

残念ながら私はその時「差別」だと理解が出来なかった。

松本君はそれからしばらくして北朝鮮に帰って行った。

私は駅まで見送りに行って「地上の楽園の話、手紙に書いてね」と言った。

その時の幸せそうな松本君の顔はいくつになっても忘れられない。

大人になった時、母が私に言った。

「私は朝鮮の人たちを差別していたね。今なら訴えられるかもしれないね。悪いことをした」

私はやっと母を許した。

あの松本君の一家、北朝鮮に帰っても幸せな生活は保障されなかっただろう。

私は未だにこの夢を見る。

悲しい思い出だ。

 


ユキワリイチゲ

2014-03-16 | 写真

ユキワリイチゲを写しに行った。

地元の人が保護していると聞いたが少し荒れていて何となく可愛そうな気がした。

沢山の人に踏まれた跡があり、中には盗掘した人もいたかも知れないと感じた。

 

私の友人の中にもいる。

盗掘は犯罪だけど決まって「花が好き」な人なのが何ともやるせない。

私が昔通った芸北は今は面影がない。

 

ササユリも滅多にお目にかからなくなりいったい日本人はどうなったのかと思う。

今年は早くから暖かい日があり私の身体には嬉しい。

人がいない平日、寝転んだり座り込んだりしながら写すひと時夫の嫌味も気になりません・・・

 


地震

2014-03-15 | 日記

夜中2時過ぎの地震、怖かったです。

目が覚めてトイレに行きドアを閉めた瞬間横揺れが来て便座に座ることもできなければ足を取られ棚にしがみついて「怖いよ~助けて」と思わず叫んでいました。

ピーと言うエレベーターが止まる音がし、暫くして救急車の音がしました。

この辺りは毎晩救急車や消防車は走るので慣れていますが地震の後は不気味です。

足の震えが収まらずTVをつけると広島放送局の様子が映し出され4~5だと言っています。

台所はガラス製品が割れ、突っ張り棒の小物かけが倒れ私は近寄れないので放置して眠ることに。

PC机の部屋をのぞくと本がバッサリ気持ちよく落ちていて母の写真立はわれてしまいました。孫の部屋を覗くと平然として毛布を掛けて勉強中です。

夜食事の時に聞いたら「芦屋ではいつも訓練していたから箪笥が倒れんように支えていた」と言います。学校ではそう教えるんでしょうか。

震災の後神戸に引っ越したので「神戸はこんなものじゃないと聞いた」と。訓練をしたり震災の話も沢山聞いて育ったので私たちよりどっしりと構えています。

数時間後、数日後に余震があるからそれを気を付けなければいけないと孫からアドバイスを貰いました。

今日一日エレベーターは止まったまま。

ICTボランティアに行くために9階から降りました。

帰ったときは回復していたので楽でした。

3.11を忘れるな!私にはどうしても天からの声に聞こえます。

東北はこんなものじゃないのですから。

そうそう、物資援助した東北の方からお見舞いメールが届きました。

嬉しかったですよ。


熊谷守一展

2014-03-11 | 日記

大好きな画家熊谷守一の展覧会に行ってきた。

これまで広島ではなかったのではないだろうか、年が明けて展覧会の開催を知って心がうずうずとしていた。

ここ数年、ボランティアが忙しく美術館に行く時間が無かった。

行かないと自然に興味が薄れていく。

今日は夫が病院に行くと言うので急きょ一人で出かけた。

あちこちに電話して友人を誘ったが今回はだあれもつかまらず一人で行った。

朝早く行ったら幼稚園生が団体で来ていた。

あとは静かで一人ゆっくりと堪能した。

守一を知ったのは絵手紙を習っていた頃。

モリカズ様式と言われるオレンジ色の線で絵を際立たせる手法が面白く見ていると今にも動き出しそうな存在感のある絵が印象的で忘れられなくなり本屋に画集を買いに行った。

私には高すぎて買うのがもったいなくてネットからコピーしてはそれをじっと見ていた。

心が落ち着き不思議な安堵感があった。

今回初めて生の絵を見て私は驚いた。

それは主に晩年期のモリカズ様式の絵の色だ。

鮮やかで色が奇麗だったことだ。

初期の油絵は暗く色もはっきりしない絵が多いが年とともに鮮やかさが増し絶筆とされるクロアゲハとフシグロセンノウの絵は本当に奇麗だった。

一人だと休んでは観、観ては休むを繰り返し帰るころには結構な人出になっていた。

以外にも若い男性も結構いた。

猫の表情が面白く座り込んで観ていたら一人の女性が声をかけて来て隣りへ座りおしゃべりを始めた。

一匹の猫を「ウシか?」と聞くので「猫だと思うよ。だって、猫ばかりでしょ」と言うと納得した様子。

「守一さんが盲目の猫を可愛がっていたのは有名な話だし」と、いうと「実は私はこの画家をはじめて知った」と言う。

それから延々と自分の母親の介護のことを話した。

それで絵を見に来て心をはらしているのだと。

美術館でおしゃべりをするのはためらわれたが黙って聞くだけの心はきっと守一の絵から影響を受けたのだろう不思議にいつまでも聞いていられた。

やはり画集は買わずに絵葉書だけ買って帰った。

参考までに

http://www.tsukechi.co.jp/


早春の花

2014-03-07 | 写真

昨年は元気が出なくて山野草は殆どパスした。

今年は先日セリバオウレンを写しに行ってから少し意欲が湧いた。

いろいろ心にかかることはあるが今の自分には寒くても写そうという気持ちが大事。

朝、本当はイズモコバイモを写したくて島根の川本まで行った。

いつも2月の寒い時期に行くがここ数年行っていない。

いつもの通り夫は近くに止めて「行って来い」と言うので歩いて行って見たが誰もいないし雪が吹き付ける斜面に花の姿はない。

HPには3月中と書いてあったので早すぎたのか?

がっかりする私を見て「じゃ、セツブンソウに行って見るか」と珍しく夫が言うのでウンと言ったが、それからのドライブが随分長かった。

総領町の自生地も誰もいなくて雪交じりの風がヒューヒュー吹き付け随分寒かった。

「花はさいてないない」と夫が言うので車から降りて散策するとあちこちに可愛い花を見つけた。

いつもこんな調子であっという間に帰ることになるが何とか写せてよかった。

夫は花や写真に全く興味がなく今日も「早く早く」とせかされながらの撮影。

連れて行ってもらえただけでも嬉しいので欲張ったりしたらいけないと思いつつ帰路に着いた。

まだまだ思うような写真が撮れないけれど少し操作が飲み込めてきた。

 

 


防府天満宮

2014-03-01 | ドライブ

今日は朝から夕方のような暗い一日。

昼頃リハビリに行く夫に着いていき買い物を済ませ本を読む。

本は写真の加工ソフトの本。

もうずいぶん前に買い今は新しいバージョンが出たので書いてあることは少し古い。

先生がこのソフトを教材にすると言われたので又一通り読んだ。

もう何度も読んだのでうってもいいかな。

その後、カメラの取説。

一応一眼が付くので私には言葉が難しく、繰り返し読んでは操作してみるが思ったように撮れない。

夫が防府市の国分寺に行くと言うので天満宮にも寄ってもらうようにお願いした。

人が多いと思ったら「梅まつり」だそうな。

いい香りが漂ってきて境内はしだれ梅が満開。

梅は桜と違い地味であまり好きじゃあないがしだれて地面近くにまで垂れているのは優雅でいい。

せかされながら読んだ本を思い浮かべながら何枚も撮った。

出来の悪いのはカメラのせいにして少し加工。

先日教えて貰った通り撮ってみたら結構上手く撮ることが出来た。