ここ数日寒い日が続いているが、私は何だかあったかい。
今年に入り昨日で二度目の音楽イベント。
先日は公民館のホームページ更新の日に玄関ホールで「箏とヴィオラのコンサート」があり、早めにお弁当を食べ部屋の移動を済ませてかぶりつきで鑑賞。
箏は娘が長く習っていたのでちょっと身近に感じて好きだがそれ以上に好きなのはヴィオラの音色。
私は中学時代、3年間チエロを弾いていたのでバイオリンやヴィオラ、ベースも含め弦楽器は大好きだ。
中でもビオラやチェロのような温かい音色は心を癒してくれる。
箏とのセッションも何とも言えない優しい音色で心温かくなって帰宅した。
そして昨日は公民館の「まちめぐりコンサート」の一環でヴィオラの沖田孝司さんご夫妻の演奏会。
沖田孝司さんと言えば広島では有名なヴィオラ奏者。
ヴィオラを選んだ経緯を聞いて大笑い。
大学受験で受験者が少ないので受かるために一夜漬けをしたそうだ。
音楽が大好きで子育てが終わったらもう一度チャレンジしてみたいと思っていたがその前に大好きな「宗次郎」さんを真似てオカリナを習おうとヤマハに通った。
宗次郎さんのようには吹けないけれど音を奏でている時はとても気持ちがいい。
やっと「コンドルは飛んでいく」まで吹ける様になったと思ったら手が不自由になり楽器は殆どダメになってしまった。
大好きだった歌も喉の麻痺が酷く音程が外れてしまう。
医師は歌を歌うのはとても好いリハビリになると言われるが今はしんどい方が強くなり半分諦め状態。
その代り音訳ボランティアで文章を読むことで前よりはしゃべりやすくなった。
楽器は殆ど両手がいるので難しいけどゆっくりなら大正琴は弾けた。
出来ないことを悔やむよりは早く他の事にシフトして出来そうなことを目指す。
沖田さんのお話を聞きながら目からうろこ。
これからもできること探しをしながら楽しんでいければいいのだと自分に言い聞かせた。
以前から何度もマイハートコンサートで弦楽四重奏を聞いてきたがくだけたお話やご自身の思い、歩んできた道など聞かせて貰ってとても気持ちがほっこりした。
町内の人たちとの共催と言うことでお年の方もおられたが楽しい解説に笑ったり手を叩いたりして唱歌を歌った。
たまたま昔の同僚ご夫妻ともお会いでき寒くても出かけて正解、いい一日を過ごすことが出来た。
夫はと言うとOB会で思いもかけぬ人たちと再会しいい時間を過ごすことが出来たそうだ。
帰りは雪の解けた道をゆっくりと歩いて帰った。