今日のちびまる子ちゃん(新聞の一こま漫画)のテーマに思わず笑った。
事故したときに妻が心配するのは「きれいな下着を着ていたか」と言う事だけ心配すると言う話。
実は私も常日頃考えてる事なので、自分が言われてるみたいでギョッとした。
家から出る時は「何事が合っても良い様に下着は綺麗に」というのがモットーで、こうして漫画を読んでみて「ちょっと古いかなあ」と思った。
よく考えると、事故、病気は場所時間を選ばずやってくる。
自宅にいたって倒れる事はある。
昔の人は何でも「もったいない」と、新しいものを使いたがらない。
特に義母は夫の下着でも破れた所を繕って自分がはいていた。
私は「下着を買うのが勿体無いからだと早合点して年末に上から下まで下着をプレゼントしてきたが結局10年間一度も新しいものを着なかった。
とうとう、亡くなるまで着る事無く逝ってしまったが、今思うとその方が勿体無いと笑える。
同居していた時、「腸管結石」になり、私が介護した時の事。
痛みの発作時には転げまわるほどの痛みで何度も往診してもらっていた。
下着を脱いで診察をして貰う時、医師の目の前で下着を脱がそうとするが脱げない。
義母は普段のままの下着で継ぎはぎだらけの下着を着ていた。
だから、形がいびつで脱がそうにも脱げない。
医師の目の前で、痛い義母と脱がそうとする私の悪戦苦闘に、恥ずかしそうに目をそらした義父を見て「下着、綺麗なの着た方がいいよ」と、忠告したが、義母はもう大丈夫だと新しい下着を着ずに何度も医師の往診を受けた。
それ以来、私は下着がいつも気になるのだ。
結婚した時に母から言われた教え。
1、夫には好きなだけお酒を飲ませてあげなさい。
2、破れた服を着せないようにしなさい。
この二つは忠実に守っているがお酒は適量しか飲まないが、洋服は私がうっかりすると破れたパンツ、靴下など履いているときがある。
そんな時に限って母が来る。
私は大目玉だけど、母はちゃんと繕って帰っている。
母が出来なくなった今、事故に遭わなくてもやっぱり綺麗な下着にこだわりたい。
はて、私が倒れた時は綺麗な下着だったか?