千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

暮らしに息ずく京のこころ音

2008-06-15 06:14:41 | 京都便り(京都通)
京の儀式作法その2として「心身を守る心得事が、ここにあり」講演会のテーマです。
昔から家庭で伝わっていた心得ごとが今では廃れ消え去ろうとしているが京都では辛うじて留まっていることもある。

たとえばお客様をお迎えして食事は家庭料理は出しません。(我が家は手作りです
普通心のこもった手料理を振る舞うのがベストと考えられますが得てして個人差のある手作りよりプロの手による最高の料理を供す、料理作りにばたばたすることなく落ち着いてお持て成し出来るのです。

そしてお客様は料理を少し残します、充分頂お腹一杯ですと言うサインですね。
美味しいから全部食べたい、その場合は一言「美味しいので全部食べてしまいました」とか添えるのです。



和紙を折り水引をかけ新年や祝い事の時に使う「晴れの箸」楊箸を入れます。
紙の白と折り目の直線は潔癖の象徴とされ、暮らしと人生の節目を迎えた新たな思いと重なります。
水引を上にして箸を入れるスタイルは京風、関東式は反対に水引の方から箸を入れます。

京では下に出ている方を使います、水引側は神様が召し上がるのですからひっくり返して取り箸としては使いません。

普段の生活でそこまで気は使いませんがせめて食べ終わったときお箸は箸袋に納めましょう、出しっぱなしではなく、ましてお茶碗の上に置きっぱなしは絶対あきまへんで。



その他結納の作法など面白く分かりやすい講義が続きました。
今日の生菓子は「養老軒」の「吉祥菓子」でした。
古来宮中では6月16日厄除け招福を願い行われる吉祥の儀式に七種のお菓子が使われたそうです。
錦玉羹の青楓・上用饅頭の石竹・調布のおしどり・道明寺の紫陽花餅・まゆだんご・村雨の蛍狩り・浮島の夏小袖です。
その内石竹と夏小袖をお土産に頂きました。
夜半分ずつ頂きましたが石竹のほうが美味しく感じました。