チビクロわ、読書しましたにゃ。
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「生物から見た世界」
ユクスキュル/クリサート
日高敏隆・羽田節子訳
岩波文庫
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以前読んだ哲学の本の中で紹介されていて、気になっていた本ですにゃ。
ある晴れた日に野原を散歩すると、
さんさんと降りそそぐ日光、青い空や
山、木々や草花がたくさんの草花が
咲いていて、とっても気持ちがいいです
にゃ。
でも、このように感じているのわ、
人だけで、みつばちにとってわ、
蜜を吸うことができる、
咲いている開いた花だけしか感知しない
しくみになっていて、
それをミツバチの環世界というらしいですにゃ。
みつばちにわ、空も関係なければ、
色も関係ないし、つぼみの花とか、
蜜の吸えない植物なんて、
存在していないのと同じとわ、
知らなかったですにゃ。
いくつかの例があげられているけど、
大きなカシワの木が存在しているとして、きこりのおじいさんとカシワの関係と、
キツネとカシワの関係、
ありとカシワの関係わ、
それぞれ違うもので、
それぞれの環世界となっているらしいですにゃ。
初め、科学的な説明から始まり、
読んでいくにつれて、
抽象的になっていくような気がして、
不思議で興味深いですにゃ。
自分の見ている世界だけが正解でわないし、見方わ、ひとつでわないということなのかもしれませんにゃ。
1934年に書かれているけど、
まったくもって、古びない、
科学の古典ですにゃ。
図書館からお借りしましたにゃ。
日にちが過ぎてしまっているから
早く返却せねば!
今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。