チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「氷の致死量」櫛木理宇 早川書房

2022-11-03 20:00:00 | 2022 読書
ちょっと前だけど、チビクロわ、
読書しましたにゃ。

映画化された「死刑にいたる病」の
原作者さんの作品ですにゃ。

「氷の致死量」櫛木理宇 早川書房


(LGBT)×シリアルキラー×猟奇的殺人×
プロファイリング捜査×毒親×
ネグレクト風味の犯罪小説ですにゃ。
櫛木理宇さんわ、アメリカの殺人鬼
とかサイコパスなどに造詣が深い方で
それがいかんなく発揮されていますにゃ。

とんでもなく人間の黒いところを
ぐいぐいくるですにゃ。
犯罪描写がタイヘンな作品なので
苦手な方わ、お控えください+
ご注意くださいですにゃ。
でも、読み終えてみると、
水晶のような美しいカケラの存在が
あの救いようのない人間たちにも、
あると
感じてしまうのですにゃ。

さすが、早川書房さんの出す本わ、
違いますにゃ。ボク、早川書房さんの
本好きですにゃ。
一般受けわ、ムズカシイかもだけど
櫛木理宇さんわ、
いい作家さんですにゃ。

ICEの新しい名前わ、何になるんだろ。
ボクわ、読み落としちゃったみたい
ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。





「月と太陽の盤」宮内悠介 光文社

2022-08-25 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「月と太陽の盤
碁盤師・吉井利仙の事件簿」
宮内悠介 光文社

6編の囲碁にまつわる
ミステリ短編集ですにゃ。

チビクロわ、囲碁わ、打てないけど、
この本を手にとったのわ、以前読んだ
宮内悠介さんの作品がよかったのと、
読書のブログの先輩がおすすめしていたからですにゃ。

「盤は、宇宙、石は星。」
碁盤の起源わ、占いだそうですにゃ。
知らなかったですにゃ。

1章づつに、その話に触発されたと
思われる短い文章が、添えられ、
興味深いですにゃ。

宮内悠介さんわ、本ごとに作風が
違うかもだけど、
この本わ、1編ごとに違う
感じで書かれていて、
著者の遊びごころと小説への探究心を
感じたですにゃ。

ボクわ、以前読んだのわ、だいぶ前で、
違うかもだけど、
伊藤計劃に少し作風が似ているような
「ヨハネスブルグの天使たち」で、
その中の1編にすごく
心を、動かされたのがありますにゃ。
「スペース金融道」わ、いつも手元に
おいておきたくなるエンタメ作品でしたにゃ。

最新作わ、どんなだろ?
チェックしなくてわ、ですにゃ。

追)
作中1編R-15的だと思ったので
苦手な方わ、ご注意くださいですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。




「錆びた滑車」若竹七海 文藝春秋

2022-08-18 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。
「錆びた滑車」若竹七海 文春文庫


凄腕女探偵のミステリですにゃ。
《わたしは葉村晶という。国籍・日本、
性別・女。吉祥寺の住宅街にある
ミステリ専門店
〈MURDER BEAR BOOK SHOP〉の
アルバイト店員にして、
この本屋の二階を事務所にしている
〈白熊探偵社〉の調査員である。》
カッコイイですにゃ。

凄腕なのに、不運続きで、
生活わ、困窮気味。
でも、凄腕で、ハッピーで
仕事も順調な探偵の話など
興味わないのですにゃ。
葉村晶という人がどんなふうに
形作られたのか興味深いですにゃ。

ミステリとしての仕掛けとかつくりわ、
極めて精緻で複雑なのですにゃ。
そこをゆるーくな感じに
しているような技ありだと思うですにゃ。

イッキに読みたいので、忙しい時にわ、
手にしてわ、いけない本ですにゃ。
伏線回収が、見事ですにゃ。

作品中の書店の店長による
ミステリ案内とか、細部にわたって
作り込みがあるのも魅力ですにゃ。
お店のロゴをくまちゃんでぜひ
作って欲しいですにゃ。


題名に引用されたところだけど、
どうつながるのかにゃ。
恥ずかしながら、わからなかった
チビクロですにゃ。
誰か教えてくださいにゃ。

以前から気になっていたけど
シリーズものなので、
どれから読むのか迷っていて、
やっと読むことができたですにゃ。

今日も、お読み頂き
ありがとうございますにゃ。

この間食べた
ドトールのフレンチトーストですにゃ。
また、食べてしまったですにゃ。
今日わ、バナナチョコですにゃ。


ふんわりしっとりですにゃ。






「コフィン・ダンサー上下」J.ディーヴァー 文庫文庫

2022-07-20 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「コフィン・ダンサー」上・下
ジェフリー・ディーヴァー
池田真紀子・訳 文春文庫

ずっと昔に
映画「ボーンコレクター」を見ていて、
リンカーン・ライムシリーズ
気になっていましたにゃ。
ライムわ、鑑識の途中に頸を損傷、
四肢麻痺の、
天才的な科学捜査専門家ですにゃ。

今回の事件わ、
「棺の前で踊る男」
(コフィン・ダンサー)と呼ばれる
殺し屋の逮捕にむけて、
FBIから協力要請ですにゃ。


綿密な取材による圧倒的なディテール、
魅力的登場人物、
たたみかけるサスペンス、
伏線のすべてわ、回収と、
なんともキレがよいですにゃ。

スピード重視で読んでいくけど、
詳細部分が重要だから、
立ち止まって読むこともしばしば
ですにゃ。
ボクわ、伏線の回収に
手こずり再読しましたにゃ。

何重にも絡んだ事実が明らかに
なった時感じるのわ、
そんなことのために、
何人死んだのかという虚しさですにゃ。

この本格犯罪小説わ、
FBIといえばプロファイリング風味、
深淵をのぞく時深淵も
またこちらをのぞいている風味満載、
友情からアイへと
発展するきゅんとする風味まで、
網羅しているのですにゃ。

ライムシリーズ1998年
アメリカで出版だけど
古びないし、
シリーズで読んでいこうと
思うですにゃ。

こんな小説を生み出す
アメリカという国わ、
やっぱりスゴイお国ですにゃ。

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。






「記憶屋」織守きょうや 角川ホラー文庫

2022-07-15 20:00:00 | 2022 読書
チビクロわ、読書しましたにゃ。

「記憶屋」織守きょうや 角川書店


大学生の遼一くんわ、不可解な事件をきっかけに、忘れたいと思う記憶を消してくれるという都市伝説「記憶屋」について調べ始めますにゃ。記憶わ、本人の一部だから、つらい記憶を消したいという本人の希望でも、悪だと思う遼一くん。記憶屋わ、実在するのか、そして、記憶を消すことわ、悪なのか、正義なのか?という物語ですにゃ。

チビクロわ、おバカでドジばかりだから、もし記憶屋さんに会えるのなら、
失敗した数々の黒歴史をなかったことにしたいので、ご依頼したいですにゃ。

ホラー文庫とわありますが、のこぎりや
スプラッタわ出てこないので、ご安心くださいませ。ホラーというより、
ファンタジーなのでわという感じもしますにゃ。


読み終えると、切ない恋の成分が
微量に検出されますにゃ。

この作品わ、第22回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞作品ですにゃ。
弁護士さんとして働くかたわら執筆活動をしているそうですにゃ。
(今わ、弁護士の仕事わ
お休み中らしい)

今日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。

最近ドトールのバリューカードを購入したチビクロですにゃ。
スマホで、残ったお金が確かめられるですにゃ。
フレンチトーストハニーメイプル
ソフトクリーム添えですにゃ。
フレンチトーストも身近に
食べられるようになりましたにゃ。
うれしいですにゃ。