チビクロわ、読書しましたにゃ。
「月の光 現代中国SFアンソロジー」
ケン・リュウ編 早川書房
チビクロのおサイフわ、
チビクロのおサイフわ、
いつも空っぽだから、読書する時わ、
図書館で、借りますにゃ。
そんなチビクロでも、
おもしろかったから、
お買い上げしたい!と
思う本でしたにゃ。
ホントわ、
買った方が作者、出版社のために
なりますからにゃ。
この前、
劉慈欣(リウ・ツーシン)著「三体」を読んだので、まだ、祭りわ、
継続中ですにゃ。
中国SFわ、すごいですにゃ。
進化していますにゃ。
「SFという実験的技法を通じて
リアリズムを表現する新たな道を
開いた」とまで評価されていますにゃ。
出典わ、この本の解説499頁
いろんなタイプの作家さんがいるので
自分の好みのタイプを探して、
ざっくり読んで、
見つけたら、
じっくり読むのがおすすめですにゃ。
チビクロの気に入った作品ですにゃ。
韓松(ハンソン)
サリンジャーと朝鮮人
※社会風刺的
チョン・ジンボー
(漢字が難しいのですにゃ)
さかさまの空
※ファンタジー風味
宝樹(バオシュー)
金色昔日
※政治と翻弄される一般市民
フェイダオ
※ほら吹きロボット
哲学的寓話調
劉・慈欣(リウ・ツーシン)
※月の光
環境問題
未来からのメッセージ
アンナ・ウー
※宇宙の果てのレストラン臘八粥
人生、愛とわ。
馬伯庸(マー・ボーヨン)
※始皇帝の休日
ゲームマニア。
三国志などの中国歴史ものを
今風に置きかえるギャグストーリー。
顧適(グー・シー)
※鏡
超能力風味からの恋愛ありの
どんでん返し
チェン・チウファン
※開光
マーケティングとIT。
量子力学。宇宙のバグ。
※未来病史
始めの物語わ、
iPad症候群。もう、存在してそう。
短編集になっているので、
読みやすいですにゃ。
興味ある方わ、ぜひ読んで見てわ、
いかがでしょうかですにゃ。
本日もお読み頂き
ありがとうございますにゃ。
456頁
メモ・終章異言症
「はじめに言葉があった。
言葉は、神とともにあった。
言葉は、神であった。」
ヨハネによる福音書
あるいは、構造主義の言語学者なら、
こういうだろう。言語は、思考を構築する。思考は、世界を理解し、変容させる。つまり言語は、世界の原動力たる神である。神がいれば悪魔もいる。闇なくして光がないように。
人間と猿をへだてるのは、道具ではなく、言語だ。表現(シニフィアン)と
内容(シニフィエ)をつなぐ橋が、
主観的世界と物理的世界をつなぐ。
意味は、ガンジス川のように滔々と
流れる。人間は、日常の感覚経験から
その滴を抽出、保存、分類、一般化、
昇華して、自己と客観的現実の境界線を規定する。そして、他者との思想の交流や意図の伝達を学習し、それによって
社会を形成する。略
しかし、言語であらわせないほころびは
常にある。宗教、音楽、絵画、愛情、苦痛、幸福、孤独。
カッコイイ…