「この柱を使おう。」
敷地が広がった後、おじさんが突然言った。
敷地に向かう道の横に、木製の電柱が何本も転がっている。
近くの電話電柱を差し替えたとき、古いものを置いて行ってもらったのだと言う。
天文台はしっかりしたものにする為にブロック造りにする予定だった。設計変更だ。
二ヵ月後、作業が始まった。穴の深さは80センチ。栗石を入れて柱を立て、垂直を出した後コンクリートで固める。穴を掘るのも柱を立てるのもおじさんとおばさんが手伝ってくれた。
夕方近く、6本の柱のうちの最初の1本が立った。
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