普通の住宅は、まず柱を立ててその上に屋根を葺き、雨仕舞いが良くなったところでそこから下を作る。しかし、天文台である以上屋根は開かなければならない。つまり、屋根は最後となる。いや、最後でなくても良いのかも知れないが、材料を探しながら作っていく僕の方法では、最後にならざるを得ない。勢い、材料には耐水性が求められる。
濡れてもいい木材を探すうち、防腐剤を注入した松の板が見つかった。柱に溝を切り、板をはめて行く。工事の進行速度は財布との相談。幅13センチ長さ3.6メートルの板が一枚およそ2,100円である。
濡れてもいい木材を探すうち、防腐剤を注入した松の板が見つかった。柱に溝を切り、板をはめて行く。工事の進行速度は財布との相談。幅13センチ長さ3.6メートルの板が一枚およそ2,100円である。