ルーリンと言う名の彗星が世間を騒がせ始めた。なんでも地球から6000万キロのところをかすめて通ると言う。
撮ってみよう。赤道儀の架台の上に載せていた8センチの屈折望遠鏡に、買ったばかりのカメラを取り付けた。
1枚につき露出3分、2分の間合いを置いて11枚連続撮影。星の追尾は手動で微調整をするつもりでいたが、寒いし眠いので機械任せ。脇のコタツに入って寝てしまった。お陰で強風の中望遠鏡が揺れ、とんだ連続画像となってしまった。明るさが変わっているのは雲が通過したせいだ。
彗星のふるさとはエッジワース・カイパーベルト。それは地球から600億キロの彼方だ。彼はそこから1万年以上も掛けてやってきた。それなのに、傍まで来るとスピードを上げ、わずか数ヶ月で飛び去ってしまう。カメラが捕らえたのは、そのうちわずか1時間ほどの軌跡だ。
撮ってみよう。赤道儀の架台の上に載せていた8センチの屈折望遠鏡に、買ったばかりのカメラを取り付けた。
1枚につき露出3分、2分の間合いを置いて11枚連続撮影。星の追尾は手動で微調整をするつもりでいたが、寒いし眠いので機械任せ。脇のコタツに入って寝てしまった。お陰で強風の中望遠鏡が揺れ、とんだ連続画像となってしまった。明るさが変わっているのは雲が通過したせいだ。
彗星のふるさとはエッジワース・カイパーベルト。それは地球から600億キロの彼方だ。彼はそこから1万年以上も掛けてやってきた。それなのに、傍まで来るとスピードを上げ、わずか数ヶ月で飛び去ってしまう。カメラが捕らえたのは、そのうちわずか1時間ほどの軌跡だ。