月明かりに阻まれて丘を下りてから4日目。二つ目の高気圧が竹取庵の上を覆った。月齢は25だ。明け方になるまで月は昇らない。このチャンスを逃すと、今年はもう見ごたえのある天の川には出会えないかも知れない。週間天気予報には週末以降雨のマークが並んでいた。そろそろ梅雨に入る。梅雨が明ける頃には天の川の昇る時刻が早くなり、消え残った街明かりが銀のベールの濃淡を隠してしまう。
仕事が終わって夕飯を済ますとカメラ2台のバッテリーをチャージし、みかんの丘に上がった。午後11時。前回よりも多少靄が感じられるが、それでも堂々たる流れは充分に心に響いた。よし、気合を入れてカメラをセットする。今夜の目的は、この銀河をバックに竹取庵を撮影することだった。だから持ってきたレンズは対角線魚眼。左右にほぼ180度の視野を持つ。
みかんの木の間に三脚を立て、感度1600、露出30秒。地面が湾曲しているのは魚眼レンズのご愛嬌。なんとか思い通りのショットになったと思う。
仕事が終わって夕飯を済ますとカメラ2台のバッテリーをチャージし、みかんの丘に上がった。午後11時。前回よりも多少靄が感じられるが、それでも堂々たる流れは充分に心に響いた。よし、気合を入れてカメラをセットする。今夜の目的は、この銀河をバックに竹取庵を撮影することだった。だから持ってきたレンズは対角線魚眼。左右にほぼ180度の視野を持つ。
みかんの木の間に三脚を立て、感度1600、露出30秒。地面が湾曲しているのは魚眼レンズのご愛嬌。なんとか思い通りのショットになったと思う。