宇宙(そら)に続く丘

プレリュード小学校1年C組のしりとりちーが案内する宇宙への道
みかんの丘は不思議へ通じるワームホール

広がる空と一緒に

2010年07月24日 00時00分19秒 | Weblog
竹取庵で屋根の工事が始まった頃、みかんの丘を訪れる人にずいぶん聞かれた。「この屋根はどこが回るんですか。」
普通の人は、天文台とは屋根の回る建物だと思っている。僕だって、以前はスリットの付いた回転式のドームに憧れていた。ドームのほうがカッコイイと思っていた。ドームだと望遠鏡の向いた方向だけに空が小さく開いていて、風の影響も周りの明かりの影響もほとんど無い。ただ難点は、ドームでは真ん中に一つだけしか望遠鏡を置けない。小さな空はその望遠鏡専用となる。竹取庵のように観測フロアーにいくつも望遠鏡を並べて置こうと思ったらドームは使えない。
だから竹取庵の屋根は、そっくり滑って北側に移動する。だから写真を撮っている最中は空が全部見える。だから満天の星に囲まれて過ごす事が出来るのだ。この晩は横着をして屋根を3分の2しか開けなかったが、それでも北から南に滔々と流れる天の川と一緒に過ごせた。
明日は三連休の3日目だが、そろそろ月が膨らんで、沈む時刻が遅くなる。写真を撮るのは難しい。もう少しここに居よう。もう少しこの空を見渡していよう。
コメント (2)
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