80歳の老優マギー・スミス観たさに「パリ3区の遺産相続人」行ってきました。もっとほんわかした暖かい物語を想像していたのですが、厳しい人生の辛さを描いた映画でした。一文無しの男(ケヴィン・クライン)が、父親の遺産であるパリのアパルトメントを売ろうと訪ねてきます。が、そこには、老婆(マギー・スミス)とその娘(クリスティン・スコット・トーマス)が住んでいます。パリには、伝統的で特殊な「ヴィアジェ」という制度があり、老婆が生きている限り、この家を売ることができません。そこから、いろいろな騒動が起こります。マギー・スミス演じる老婆 なかなか一筋縄ではいかず、時々、ものすごくイヤな面もみせます。それでも、チャーミングに見えてしまうのは、この名優の力でしょう。