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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「がめつい奴」 菊田一夫の名作を初鑑賞

2015-12-18 13:24:06 | 日記
「がめつい奴」の映画版を、神保町シアターで観てきました。昭和30年代に、芸術座でロングランされた作品です。主演のお鹿婆さんは、三益愛子。守銭奴婆風のメイクはすさまじく、誰が演じているのか分からないほどでした。息子が高島忠夫 婆さんが面倒を見ているみなし子が、中山千夏。この3人は、舞台版でも活躍したメンバーということ。釜ヶ崎で貧乏暮しをしている人々を描いた作品で、彼らが住む簡易宿泊所を営むのがお鹿婆さん。彼女、戦後のドサクサで、このあたり一帯の土地を手に入れます。その土地をめぐり、元の持ち主の娘たち ヤクザ 美人局など、いかがわしい面々が紡ぐ人生模様。今観ても、決して古びていません。確かに名作です。