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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「立川志の輔独演会」 1時間を超える長講「柳田格之進」

2016-05-17 14:29:38 | 日記
昨夜は、池袋の東京芸術劇場で、「立川志の輔独演会」聴いてきました。この劇場 普段は2階のトイレ 女子専用なのですが、今日は落語会とあって男子専用に衣替え。しかし、小用のないトイレに入るのは、なにか変な気分です。
さて、今日の師は、「ハナコ」「柳田格之進」の2席。「ハナコ」は、いつ聞いても黒毛和牛のハナコが登場するシーンがおかしい。大笑いのまま、中入りです
2席目の「柳田格之進」は、久々に聞きました。師の口調は、こういう噺になると、一段と冴えます。精錬潔白な生き方をしてきたために仲間から疎まれ、浪々の身となった柳田格之進。囲碁を通じて知り合った商人の家では、番頭から50両盗んだ疑いをかけられます。わが身の不運を呪い、切腹しようと思いますが、娘・きぬに諭され、家名を傷つけぬため、娘が吉原に身を落とした金を、番頭に渡し、いずこへか姿を消す格之進。 このあたりの噺の運びはさすがです。ラスト 疑いの晴れた格之進の喜び 番頭を成敗しようとする場面の迫力。聞き惚れました。