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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「近松心中物語」「王女メディア」「ハムレット」・・・思い出詰まる蜷川作品

2016-05-18 15:46:15 | 日記
蜷川さんがお亡くなりになりました。80歳だったとのことです。
私が、初めて蜷川作品を観たのは、いまから40年近く前 1979年2月帝劇で上演された「近松心中物語」秋元松代作 蜷川幸雄演出 平幹二朗 太地喜和子主演 劇中歌は猪俣公章曲 森進一歌「それは恋」でした。
幕開け 舞台は色街。大勢の人が行きかう、なんとも壮大なシーンで、平幹演じる忠兵衛と太地演じる梅川が出会います。物語は、もう一組の男女 菅野菜保之と市原悦子 この2組の心中騒動をメインに進んでいきます。なんとも迫力のある、見事な舞台でした。
その後も、同じ平幹さんとタッグを組んだ「王女メディア」これは、屋外で公演された幻想的なシーンが忘れられません。また、市村正親と篠原涼子が出合うきっかけになった「ハムレット」も、いい舞台でした。そして、今年正月コクーンで観た同じ秋元松代作の「元禄港歌」が、最後に観た蜷川作品だったのも、なにかの縁かもしれません。一体、全部で何本観たのでしょうか? 思い出は尽きません。
そういえば、先日観た山田洋次作品「なつかしい風来坊」のなかで、有島一郎扮するお役人の娘を演じていたのが、蜷川夫人の真山知子さんだったことを思い出しました。合掌