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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

渥美清 淡路恵子 石立鉄男 星由里子 「父子草」

2019-02-02 11:18:49 | 日記
ラピュタ阿佐ヶ谷で上映された「父子草」です。
木下恵介脚本 1967年の作品。
全国の飯場を渡り歩く義太郎を渥美清
義太郎が通う ガード下の屋台のおでん屋の女将•竹子に淡路恵子
そのおでん屋で夕食をとる苦学生の茂に石立鉄男
その恋人•美代子に星由里子
この4人で、物語は進んでいきます。

おでん屋で呑んでいる義太郎。
そこへ いつも通り 夕食を食べにくる茂。
学生嫌いの義太郎は、難癖をつけ、竹子が止めるのも聞かず 2人は 取っ組み合いを始める。
当然 若い茂の勝ち。
と、義太郎 翌日も来て、勝負を挑む。
それが日課のようになった頃、 茂が風邪を引いて寝込んでしまう。
代わりにおでんを取りに来たのが、美代子。
心配した義太郎は、茂のお見舞いに。
そこで、茂の身の上話を聞いた義太郎 大いに同情し、受験の手助けをする決意を固める。
飯場で稼いだ大金を渡す義太郎。
が、受け取らない茂。
天涯孤独な義太郎と違い、茂には 故郷に両親がいたのだ。
竹子に、己の身の上を語る義太郎。
彼は 「生きていた英霊」だった。
やがて、義太郎は 別の現場へと移っていく。
そして、大学受験の時が•••

美代子も、ギャンブル狂いの父親のせいで、夜逃げをするなど、
貧しい生活しながらも、必死に生きる人達のお話。
タイトルの「父子草」とは、ナデシコの別名で、義太郎と茂の絆を表しています。
飯場の弟分を演じる大辻伺郎の姿も、懐かしい作品。