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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

グレン•クローズにオスカーを! 「天才作家の妻」

2019-02-11 11:41:04 | 日記
角川シネマ有楽町で上映中の「天才作家の妻-40年目の真実-」です。
グレン•クローズが、夫の天才作家の「影」として、支え続けてきた軌跡を描いた作品。

表情で、心の動きを表す 素晴らしい演技でした。

彼女が演じるのは、ジョーンという女性。
大学生時代に 教師だったジョゼフ(ジョナサン•プライス)と出会い 結婚。
最初は、不倫でした。
その後 夫の創作活動を手伝いますが、いかんせん ジョゼフには才能がない。
いつの間にか 主客転倒の関係に。
が、時は1960年代 如何に素晴らしい作品だとしても、
女性の名前では売れない。
そこで、作品は 全てジョゼフ名義で出版された。
もちろん 夫婦だけの秘密。

もともと 妻子がありながら、教え子に手を出してしまうような男ですから、
人気作家の地位を得れば その振る舞いは、ますます酷くなるのは 明らか。
ジョーンは、そんな夫にも ひたすら耐えてきた。

ついに ジョゼフがノーベル文学賞受賞。
晩餐会のスピーチで、妻への謝意を述べるジョゼフ。
なんとも言えない表情で 聞いていたジョーン。

ついに切れた!

彼らの周りには、夫婦の秘密に気づいた記者のナサニエル(クリスチャン•スレーター) 彼から そのことをほのめかされた 息子のデビッドがいる。
果たして、ジョーンは 全てをバラすのか?
そんな時 ジョゼフに異変が•••

とにかく グレン•クローズが素晴らしい。
彼女が、まだ1度も オスカーを獲っていないとは信じられませんが、是非 この作品で、実現して欲しい。
夫役のジョナサン•プライスも、私にとっては 「ミス•サイゴン」の主役として、思い出深い俳優。
また、夫婦の秘密に近づく ナサニエルを演じたクリスチャン•スレーターも、良い味出してました。