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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

橋爪功&若村麻由美 「Le Pere 父」

2019-02-17 11:14:31 | 日記
池袋シアターイーストで上演中の「Le Pere 父」です。
フランスの演劇賞を受賞し、ウエストエンド ブロードウェイでも大ヒットしたという作品。
日本での初上演。
橋爪功と若村麻由美が、父娘を演じています。

アルツハイマーの症状が出始めたアンドレ。
父を一人にしておけないアンヌだが、恋人のピエール(今井朋彦)と暮らすために、ロンドンに行かなければならない。
「ワシを一人にするのか」
と怒るアンドレ。
なにしろアンドレは、アンヌが 介護にヘルパーを雇っても なんだかんだ難癖をつけてクビにしてしまうのだ。

ある日 アンヌが雇った若い看護師ローラ(太田緑ロランス)
珍しく 彼女を気に入ったアンドレ。
だが、事態は一筋縄ではいかない。
病状が進むアンドレ。
見ている我々 観客も なにが現実で、なにが幻想か 分からなくなってくる。
そして•••

前述のメンバーのほかに、「女」という役で壮一帆 「男」という役で吉見一豊が出演しています。
ある時は、彼らが ローラになり ピエールになり•••
こちらの頭の中も 混乱してきます。
途中 「リア王」や「欲望という名の電車」を思わせる場面もある作品、
演出したラディスラス•ショラーが
「瞬間瞬間に身を委ね、劇世界に存分に巻き込まれることが、より作品を楽しむ秘訣」
と語っています。
つまり、そういう作品なんです。