もう一日、読書のお話です。
皆川博子さんの「壁ー旅芝居殺人事件ー」
例によって、私、この方の作品初読みです。
地方の芝居小屋「桔梗座」を舞台にした作品。
15年前に、上演中に起きた事故と事件。
それが、また新たな悲劇を生むというお話。
探偵役は、三藤秋子という若い女性。
父の跡を継いで「桔梗座」のオーナーになった。
15年前は、彼女は、まだ9歳。
「市川蘭之助劇団」が興行を打っていて、楽日を間近に控えた時、
事件が起きる。
座長の蘭之助が、四綱というケレンの技を披露していた時、誤って落ちてしまったのだ。
さらに、2つの死体が見つかる。
それから15年、「桔梗座」に現れた謎の人物。
15年前の真相が明らかになっていく
というお話。
私は、謎解きよりも、地方の芝居小屋の仕組み•仕掛け。
或いは、一座の人間模様が面白かった。
座長を中心に、旅回りを続ける一座。
座長を盛り立てていかなければならないはずが
芸の上ではライバル。
その微妙な関係。
或いは、座長と母親との窺い知れない確執。
こうした糸が縺れあって、起きた事件。
良く出来た作品でした。
皆川博子さんの「壁ー旅芝居殺人事件ー」
例によって、私、この方の作品初読みです。
地方の芝居小屋「桔梗座」を舞台にした作品。
15年前に、上演中に起きた事故と事件。
それが、また新たな悲劇を生むというお話。
探偵役は、三藤秋子という若い女性。
父の跡を継いで「桔梗座」のオーナーになった。
15年前は、彼女は、まだ9歳。
「市川蘭之助劇団」が興行を打っていて、楽日を間近に控えた時、
事件が起きる。
座長の蘭之助が、四綱というケレンの技を披露していた時、誤って落ちてしまったのだ。
さらに、2つの死体が見つかる。
それから15年、「桔梗座」に現れた謎の人物。
15年前の真相が明らかになっていく
というお話。
私は、謎解きよりも、地方の芝居小屋の仕組み•仕掛け。
或いは、一座の人間模様が面白かった。
座長を中心に、旅回りを続ける一座。
座長を盛り立てていかなければならないはずが
芸の上ではライバル。
その微妙な関係。
或いは、座長と母親との窺い知れない確執。
こうした糸が縺れあって、起きた事件。
良く出来た作品でした。