毎年暮れのお楽しみ 銀座中央会館での柳家小三治独演会。今回は、喜多八師が前座を務める豪華版。師が「長短」を終え、お目当ての登場。喜多八入門エピソードで笑わせた後、「厩火事」お崎さんが、可愛くていい。私、亭主の落ちのセリフ いつも、どういう気持ちで言ってるんだろうと考えるのだが、今日の師の落ちを聞いていると、あれはマジなんだと感じた。トリネタは「一眼国」十八番なだけに、いい出来。冬にしては、暖かい銀を余韻に浸って歩きました。
日曜日放映の「鬼平犯科帳 雲竜剣」見ました。2時間ドラマなのですが、中盤過ぎて、ようやく登場するのが、今回のゲスト露口茂。我々の世代では、「太陽にほえろ」の山さんです。「雲竜剣」という太刀を生み出し、平蔵の先生と対決したという70過ぎの老盗人 医者でもあり、決して血を流さず、盗んだ金で宿を建て、何人もの人を救うという義賊のような盗人です。最後のお勤めをする前の鬼平とのサシの会話は、なんとも迫力があります。いや、「鬼平」は、どれみてもレベルが高い。今週末は、久々地上波での放送。金曜日は、早く帰ろう。
昨日は、関内ホールで「小三治 一之輔二人会」楽しんできました。中トリの一之輔師 ハロウィン クリスマスという季節にかなったマクラで大いに湧かせたあと「笠碁」へ。サゲを工夫しての一之輔版でした。私、このサゲありだと思いますが、ただ、変えると「笠碁」というタイトルの意味も薄れてきてしまいます。ま、その点が痛し痒しです。一方、トリに上がった小三治師。こちらは、いつも通り、己れの思いついたことをしゃべるという、いわばフリートークの面白さ。今回は、盛んに物忘れのひどさを嘆いていました。演目は「うどん屋」酔っ払った客に翻弄されるうどん屋。笑わせてくれました。
阪神JF 私の本命メジャーエンブレムが、完璧なレースをしてくれました。私、正直、この馬が1番人気になるとは思ってなかったのですが、レース終わってみれば、1人にふさわしい強さでした。馬単も、人気薄が飛び込んできましたが、一応押さえておりましたので、ゲット。ただ、このところ負けが込み、3連複で勝負してたので、大して浮きませんでした。これだけ、予想が当たったのは、久しぶりだったのに•••この勢いで、有馬で勝負です。
本多劇場の年末公演は、ナイロン100℃ケラの「消失」でした。いや、なんとも重苦しいテーマでした。11年ぶりの再演ということですが、最近の世界情勢 テロ多発ということを考えると、この戯曲の状況が、当時よりはるかに身近に感じられ、重苦しさを増します。3時間という公演時間 観ているこちらも疲れましたが、初演は、なんと休憩なしだったとのこと。いや、想像するだけできつい。出演は、初演メンバーの大倉 みのすけ 犬山 三宅 松永という劇団員プラス客演の八嶋 みんな達者なメンバーなだけに、それゆえ、善人がもたらす悲劇という内容が重さを増す。疲れました