腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



今年の世相を反映する漢字一文字が決まったようでして。


 『新』


“新”かぁ。


“薬”とか“法”とか“逃”とか“炙(あぶる)”とかそういうのかなと思ってましたが...



それって、あの事件限定ですやん。(^^;)


新政権に新型インフルエンザ、新幹線に新潟、新巻鮭などが選ばれた原因か。


世界陸上でウサイン・ボルトが100mで世界新を出したし、イチローも9年連続200本安打のメジャー新記録を達成した。

店主も新車に替わったし。ウヒヒ。

なるほど、納得。


では、修理品のご紹介。
こちら↓
 シチズン ホーマーデイト Ref.4-180682-K 手巻き

東大阪市在住のS様所有。
分解掃除、リュウズ交換、パッキン交換、防水検査を行いました。

1960年代のシチズンです。
なかなかコンディションも良好。

ヤホーで色々検索したらこんな記事が載ってました。
1962年製、シチズン・ホーマー21石手動巻ムーブメントにカレンダー機能を搭載したモデルです。
この「ホーマー21石デイト」はシチズンのロボット組み立てを導入した大量生産機種になります。
それまでに販売されていた「ニューマスター」の基礎キャリバーを簡素化したモデルで、当時の広告は「本中三針の中級品」と紹介されていました。
又、普及品でありながら、21石にパラショック・フィノックスまで装備した「ホーマー」は入卒期の贈り物として人気がありました。
なお、この後、「ホーマー」をベースにしたモデルとしては、簡素した「ヤングホーマー」(1962年〜)、更には、高性能を追求するためにクロノメーター級の調整を施した最高級品「クロノマスター」(1967年〜)などが開発されています。

ほほぅ。
S様のホーマーデイトは17石。

写真で見てもお解かりの通り、本当に綺麗な状態です。
大事にお使い下さいませ。


2010年の漢字は“昇”とか“潤”とか“成”とか“満”とか“躍”などポジティブな一字になることを願う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
来年はデフレスパイラルから脱却できるでしょうか。

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